臨床情報分析支援プラットフォーム「SIMPRESEARCH®」が15施設を突破し研究活動を加速

SIMPRESEARCH®が医療現場での効率を向上

医療の現場では、日々の臨床業務と並行して研究活動が行われていますが、その中で医療情報の活用にはいくつかの課題が浮上しています。特に個人情報の管理や、データ利用の申請が煩雑であるため、効率的な情報活用が難しくなっているのが現状です。そこで、働き方改革による研究時間の確保が求められる中、臨床情報分析支援プラットフォーム「SIMPRESEARCH®」が注目を集めています。

このプラットフォームでは、電子カルテをはじめとする医療データを匿名化し、セキュアなクラウド環境に格納することで、安全かつ効率的に情報を活用できる体制が整っています。研究者は複雑な手続きを経ることなく、直感的な操作でデータを分析し、その結果を論文に引用するための解析図表を簡単に作成できます。

研究支援サービス「アカデミックサービス」

さらには、研究支援サービス「アカデミックサービス」を通じて、オンラインで研究業務のタスクシフトが可能になるため、研究者やライフサイエンス企業にとっての利便性が大いに向上します。これにより、リアルワールドエビデンスを迅速に生み出すことが可能となり、患者の予後改善やQOL向上に向けた新しい治療法の評価に貢献できる可能性が広がっています。

4DIN Research Networkの拡大

最近、SIMPRESEARCH®の導入施設数が15に達しました。この拡大により、4DIN Research Networkを介して大学病院などの導入医療機関とデータ利用者との結びつきが強化され、数千万人規模の患者データへのアクセスが可能になります。このネットワークは、共同研究を通じて論文作成を支援し、臨床試験や研究のフィージビリティ調査を加速することが期待されています。

4DINのミッション

株式会社4DINは、「ライフサイエンスデータを可視化し、最終受益者である患者への貢献を行う」というミッションのもと、匿名化されたリアルワールドデータの分析環境を提供し、研究立案から論文化までのサポートを行っています。このような企業活動は、医療の進歩に寄与する重要な役割を果たしています。

SIMPRESEARCH®の特長

SIMPRESEARCH®は、クラウドベースで開発された臨床情報分析支援プラットフォームです。使いやすいインターフェースを持ち、医療ビッグデータの直感的な分析を可能にするだけでなく、統計解析ソフトを用いた高度なデータ解析も実現できます。これにより研究者は、より迅速かつ正確に研究を進めることができるのです。

このように、SIMPRESEARCH®は医療の現場における情報活用の効率化を促進し、研究者や医療従事者が新しい知識を創出する手助けをしています。その進化と普及が、今後の医療にどのような影響を与えていくのか、ますます期待が高まります。