北海道の余市町に位置するワイナリー、ドメーヌ・タカヒコが、デンマークの名店「ノーマ」において、自社のワイン「ナナツモリピノ・ノワール2017」を提供することとなりました。ノーマは、レストラン業界で非常に高い評価を受けており、「世界のベストレストラン50」で何度も1位を獲得した実績を誇ります。このニュースは、余市町とドメーヌ・タカヒコにとって、名誉ある瞬間であり、北国のワインが国際的に認められる重要な第一歩となります。
ドメーヌ・タカヒコは、2010年に曽我貴彦氏によって設立された新しいワイナリーで、その栽培スタイルはオーガニックにのっとっています。特にピノ・ノワールを中心にしたブドウ栽培を行っており、すべての系統が有機にて育成されています。自然の効果を最大限に引き出すため、醸造方法にも独自のアプローチを取っており、新鮮な味わいを楽しむことができます。
ノーマのソムリエ、Ava Mees List氏は、ドメーヌ・タカヒコのワインについて、「ジュラやブルゴーニュのワインと並ぶ素晴らしいフレーバーを持っている」と絶賛しています。この言葉は、余市町の地元のワインが国際的に通用するポテンシャルを示すものであり、地域の生産者にとって大きな励みとなります。
曽我氏は、この機会を非常に喜んでおり、余市町が持つ豊かな自然と丘陵地の特性が、品質の高いワインを生み出す源であると語ります。また、余市町は果樹の名産地としても知られており、多くの農家が古くから果物を生産してきました。この地域独自の魅力をワインを通じて広めていくことが今後の目標とされています。
一方、ノーマは2003年に創業された北欧を代表するレストランで、シェフのレネ・レゼピ氏が指揮を執っています。彼は自然の食材を活かした新しい料理を提案し、そのスタイルは革新的だと評価されています。ワインやオリジナルのジュースもオーガニックにこだわり、美しい自然の中での食体験を提供し続けています。
このように、ドメーヌ・タカヒコのワインがノーマで提供されるということは、北海道余市町をさらに高める大きな契機です。地元の生産者が国際的な舞台で成功する姿は、他の生産者にとっても刺激となり、地域全体の活性化にもつながるでしょう。今後の動きにも目が離せません。
詳しいお問い合わせは、一般社団法人余市観光協会まで。電話0135-22-4115、メール
[email protected]で対応しています。ぜひ訪れて、余市の魅力を体感してください。