エフピコとアルビスが取り組む環境への挑戦
株式会社エフピコとアルビス株式会社が共同で推進する環境に優しい店舗づくりが注目されています。両社は、地域のエコ活動を一層進化させるために、使用済みの食品トレーやペットボトルを回収し再利用する「ストアtoストア」プロジェクトを立ち上げました。この取り組みにより、リサイクルされた資源が新たな製品として復活し、それが再び店舗で使用されるという循環型社会の実現を目指しています。
水平リサイクル「ストアtoストア」
エフピコとアルビスは、地域の皆様から回収した使用済みの食品トレーとペットボトルをアルビスの店舗に設置した回収ボックスで受け付けています。2025年3月期のデータによれば、使用済み食品トレーの回収量は367トン、使用済みペットボトルは792トンにものぼります。これらの資源はすべてエフピコの工場で再生され、「エコトレー」やその他のエコ製品として生まれ変わり、アルビスの店頭で再び活躍することになります。このようにして、水平リサイクルが実現されています。
エコ製品を通じたCO2排出量削減
アルビスは、エフピコが再生したエコ製品を幅広く取り入れています。肉や魚、惣菜、寿司の容器など、さまざまな商品にエコ製品を利用することで、2025年3月期には717トンのCO2排出を抑制する成果が見込まれています。さらに両社は、2026年3月期には739トン、2030年度には800トンの削減を目指し、エコ製品の導入を進めていく方針です。
地域との連携を重視したエコ活動
「お店がその地域のエコリーダーとなる」という目標のもと、エフピコとアルビスは地域住民と密接に連携しながら環境負荷軽減に取り組んでいます。店舗での使用済み資源の回収活動やエコ製品の導入を進めることで、持続可能な社会の実現に向けて貢献しています。両社のリーダーシップのもと、地域の人々とも協力しながらエコ活動を推進し、環境への意識を高めていく方針です。
エフピコとアルビスのプロフィール
株式会社エフピコ
- - 本社所在地: 東京都新宿区西新宿6-8-1新宿オークタワー36階
- - 設立年月: 1962年7月
- - 事業内容: 簡易食品容器の製造・販売
- - 公式ウェブサイト: エフピコ
アルビス株式会社
- - 本社所在地: 富山県射水市流通センター水戸田3-4
- - 設立年月: 1968年12月
- - 事業内容: スーパーマーケット経営
- - 公式ウェブサイト: アルビス
このように、エフピコとアルビスの協力によって、地域の人々の生活がより持続可能になり、環境への負担を減らす取り組みが進んでいます。今後の活動にも期待が寄せられることでしょう。