800G光トランシーバ発表
2025-03-31 08:19:36

SiPhxとHyper Photonixが800G光トランシーバを発表 - OFC2025でのデモも注目

SiPhxとHyper Photonixの最新技術



米国カリフォルニア州サンフランシスコで開催される光通信業界最大規模の国際会議、OFC2025で、Hyper Photonixとそのグループ企業である株式会社SiPhxが、マルチコアファイバ(MCF)に対応した800G光トランシーバのデモンストレーションを行います。この新技術は、特に近年のAI技術の進化に伴い、需要が高まるデータセンターにおける接続の効率を大きく改善することを目的としています。

光トランシーバの必要性


近年、AI技術が急速に進化する中で、大規模な機械学習を行うためには多くの計算資源が必要とされます。そのため、GPU同士の高速接続はデータセンターの喫緊の課題となっています。従来のシングルコア光ファイバでは接続本数やスペースの制約があったため、より高密度で大容量の光インフラが求められていました。

マルチコアファイバ(MCF)の利点


マルチコアファイバは、1本のクラッド内に複数の光コアを持つことが特徴です。例えば、4コアのMCFは、4本のシングルコアファイバを1本にまとめることができるため、データセンター内の光ファイバの占有スペースを大幅に削減します。これにより、配線管理の効率も飛躍的に向上するのです。

新技術の革新


従来は、MCFに信号を送る際に複数の光トランシーバを使って信号を配信する必要があり、これにはファンイン・ファンアウト(FIFO)という外部デバイスが必要でした。しかし、SiPhxとHyper Photonixは、新たなHyperSilicon™技術を駆使して、このFIFO機能を光トランシーバモジュール内に組み込むことに成功しました。これにより、外部デバイスを取り除きつつ、MCFへのダイレクト接続を実現しました。

未来の展望


SiPhxとHyper Photonixは、今後1.6Tおよび3.2Tに対応した次世代MCF光トランシーバの開発を加速させており、2025年内には市場投入を目指します。この取り組みにより、次世代AIクラスタの要求に応え、データセンターの運用効率を飛躍的に向上させる光通信ソリューションを提供することが期待されています。

会社情報


Hyper Photonixは、高速で省エネルギー、低遅延の光通信技術を提供するグローバル企業です。彼らの技術は、世界中のデータセンターやAI、機械学習のインフラを支え、次世代通信ソリューションを展開しています。


お問い合わせ先:
株式会社サイフィックス
茨城県つくば市筑穂1-14-2
公式サイト: siphx.com
メール: [email protected]


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会社情報

会社名
株式会社サイフィックス
住所
茨城県つくば市筑穂1-14-2
電話番号
029-886-6851

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