株式会社RemitAidが実施した資金調達の成果と今後の展望
東京都渋谷区を拠点とする株式会社RemitAidは、海外企業との取引を容易にするグローバルマルチ決済プラットフォーム「RemitAid」を提供しています。この度、プレシリーズAラウンドのセカンドクローズを実施し、第二回目の資金調達として5,500万円を調達しました。先に実施されたファーストクローズと合わせ、プレシリーズAラウンドでの総資金調達額は2億円に達しました。
RemitAidが掲げるビジョンは「お金の国境を無くす」であり、これに向けて事業成長を加速させていく方針です。新たに資金が投じられることで、同社は人材の採用やサービス機能の充実を図り、顧客基盤の拡大に注力するとしています。
資金調達の背景
RemitAidが提供するサービスの一つ、「デジタル決済」は、すでに200社を超えるクライアントに導入されるほどの広がりを見せています。特に、海外企業との取引をサポートするためのクロスボーダー決済プラットフォームとして注目を集めています。加えて、現在準備中である「海外ラクヤス振込」という新たなサービスも控えており、これによりさらなる市場開拓が期待されているのです。
この資金調達によって得たリソースは、顧客に寄り添ったサービス開発や、顧客のニーズを的確に捉えるための研究開発に充てられる見込みです。これにより、より一層の事業成長と収益の拡大が期待されます。
投資家のコメント
資金調達を支援した各企業からも期待の声が寄せられています。ユナイテッド株式会社の八重樫郁哉氏は、RemitAidが日本の輸出における課題解決へ熱意を持って取り組む姿勢に感銘を受けたと述べており、今後の成長への支援を約束しています。
また、ちゅうぎんキャピタルパートナーズの石元玲氏は、一般的な銀行グループと連携しながら、特に地方の中小企業が国際展開に向けて外貨を獲得できるような仕組みを構築する可能性に期待を寄せています。
さらに、SMBCベンチャーキャピタル株式会社の大和田佳嗣氏も、RemitAidの新たな決済手法が直面するさまざまな課題を解決するソリューションであると強調しました。このように、各社の意見からもRemitAidの今後の展望に対する期待感が伺えます。
代表取締役小川裕大からのコメント
代表取締役の小川裕大氏は、今回の資金調達が国際決済という信用が求められる領域での信頼を高めるものであると評価し、各社の支援に対する感謝の意を表明しました。また、顧客の声を中心に据えたサービス開発を行うことで、より多くの日本企業が海外市場で成功を収められるよう、努力を続けるとの決意を新たにしました。
会社概要
株式会社RemitAidは、2022年に設立され、日本企業が海外企業との取引を円滑に行うためのクロスボーダー決済サービスを提供しています。これにより、各国のビジネス環境における多様なリスクやコストを軽減しつつ、国際展開をサポートしています。今後、RemitAidのサービスはさらに発展し、日本企業のグローバルな挑戦を支える重要な役割を果たすことでしょう。