業務効率化を加速するラティスの新技術
ラティス・テクノロジー株式会社は、デジタルツインの活用を一層進めるべく、独自の3Dデータ技術『XVL』とドイツのNavVis社が開発したデジタルツインプラットフォーム『NavVis IVION』との連携を発表。また、この連携を記念したセミナー『製造業DX×3Dセミナー2025』が5月16日に開催され、参加者に実際のデモンストレーションが披露される予定です。
NavVis IVIONとXVLの組み合わせによる利点
NavVis IVIONは、ナビゲーションデバイス「NavVis VLX」を使用して生成した高精度な点群データとパノラマ写真をクラウドで管理し、誰でも簡単に使える環境を提供しています。このプラットフォームとXVLを組み合わせることで、ユーザーは実際の点群データを手軽に3D CADデータに展開でき、さらに高度なデジタルツイン環境が構築可能になります。
1. 直接出力でシームレスなデータ連携
新たに実装された機能により、NavVis IVIONから取得した点群データをXVL形式で直接出力できます。これにより、変換ソフトウェアを介さず、そのまま条件に応じて様々な業務に活用可能です。このシームレスなデータ連携は、製造プロセスや建設現場での業務プロセスをスムーズにし、製造や建設工程の効率性向上を実現します。
2. 高精度なシミュレーションの実現
XVLとNavVis IVIONの統合により、リアルな点群データと3D CADデータを組み合わせることで、設計におけるシミュレーション精度が高まります。これにより、設備配置や生産ラインの構築において、より正確な検討が行え、生産効率の向上へとつながります。この連携は、製造業や建設業界のデジタルシフトを加速させ、全体的な業務改革を支援します。
3. 情報共有のさらなる向上
さらに、クラウドを活用したデータ管理により、関係者が高精度な点群データを簡単に共有できる体制が整います。リモート環境でもアクセスが可能なため、チームメンバー同士で迅速な意思決定を行うことが可能となります。XVL形式の3Dモデルをファイルサーバに配置することで、必要な情報に軽量かつ直感的にアクセスでき、業務の精度と効率が向上します。
ラティスのビジョン
ラティスは、今回の連携を通じて、現場の実データと設計データを統合した高精度なデジタルツイン環境を提供し、製造業と建設業界のさらなる業務改革を目指しています。この革新的な取り組みがもたらす可能性は大きく、今後の展開が期待されます。
企業情報
ラティス・テクノロジー株式会社
- - 本社: 東京都新宿区津久戸町1-2 あずさセンタービル4階
- - 代表: 鳥谷 浩志
- - 資本金: 7億円
- - 事業内容: XVLソフトウェアの開発・販売、3Dデータ活用のコンサルティング
- - 公式サイト
この新技術が業界全体にどのようなインパクトをもたらすのか、我々はその成果を見守っていきたいと思います。