海外でのクジラ食理解を深める挑戦
映画製作・配給を行う合同会社八木フィルムが、新たなドキュメンタリー映画『鯨のレストラン~SDGsとクジラ~』(原題:Whale Restaurant ~Inconvenient Food~)を発表しました。この映画は、9月13日にアメリカ・ロサンゼルスでの上映が始まり、翌日には第19回ロサンゼルス日本映画祭で特別招待作品として上映されました。そして、映画祭の授賞式では「ベストSDGs賞」を受賞し、その内容の重要性が評価されました。
本作では、前作「Behind THE COVE」では十分に描かれなかったクジラ料理を提供する店舗内での会話や、国際会議での科学者たちの見解が取り上げられています。これにより、クジラの魅力とその環境問題に関する科学的な側面が重点的に紹介されています。また、映画には「シン・ゴジラ」の監督も出演しており、クジラとゴジラの関係について語る場面も含まれています。
監督の八木景子氏は、映画を海外に配給してくれる企業を探していたが、ほとんどの企業から「クジラを食べることには賛成できない」との理由で断られてきました。この状況を打破するために、劇場での直接上映交渉を行い、結果として歴史あるザ・アポロやVillage East Cinemaで上映されることが決まりました。
具体的な上映日程は、ザ・アポロが9月21日(土)に17:00から、Village East Cinemaが9月27日(金)から10月3日(木)までの間に、複数回上映する予定です。どちらの会場でも、上映後にはQ&Aの時間が設けられます.
八木監督は、この作品を通じて人々にクジラ食への理解を促進しようと活動しています。そのための資金を集めるため、現在クラウドファンディングも実施中です。具体的には、
こちらのリンクから支援ができます。
映画『鯨のレストラン』は、クジラ食と地球環境の関係を見つめ直す重要な作品として、日本だけでなく海外においても多くの人々に影響を与えることが期待されています。観客にはその内容を通して、食文化や環境問題についての考えを深める機会が提供されることでしょう。