2024年上半期バイクリセールプライスランキング:ホンダX-ADVが2期連続首位!
バイク未来総研は、第50回となる『リセール・プライス』ランキングを発表しました。その結果、ホンダX-ADVが2期連続で首位を獲得するという快挙を達成しました。
総合ランキングトップ10
1位:ホンダ X-ADV (123.9 Pt)
2位:ホンダ Gold Wing Tour (106.2 Pt)
3位:カワサキ ELIMINATOR (105.3 Pt)
4位:カワサキ ELIMINATOR SE (100.4 Pt)
5位:ホンダ CB1300SUPERFOUR (95.1 Pt)
6位:カワサキ ZX-4RR (94.5 Pt)
7位:ホンダ CRF1100L Africa Twin (94.4 Pt)
8位:カワサキ ZX-4R SE (90.0 Pt)
9位:ホンダ CB1300SUPERFOUR SP (89.4 Pt)
10位:ヤマハ MT-10 ABS (87.9 Pt)
(※リセール・プライスとは、バイクを売却した際の価格をポイント化したもの。ポイントは業者間オークションでの落札金額と新車販売価格を基に算出されています。)
ホンダX-ADV首位獲得の理由
X-ADVが2期連続で首位を獲得した背景には、その高い汎用性と魅力的な車体特性が挙げられます。スクータータイプの車体ながら、NCシリーズとプラットフォームを共有することで高い走行性能を実現。日常使いからツーリングまで幅広く対応できる点がユーザーに高く評価されています。さらに、アウトドアレジャーとの相性も抜群で、多様なライフスタイルに合わせた使用が可能であることが人気の秘密です。海外市場での需要も高く、前回から18.3ポイントも伸ばすという結果となりました。
Gold Wing Tourの堅調な人気
2位にランクインしたホンダGold Wing Tourは、水平対向6気筒エンジンによる滑らかな走行性能と、充実した快適装備が魅力。四輪車に匹敵する快適さで、長距離ツーリングを満喫できる一台です。国内外問わず人気が高く、今回は前回から7.6ポイント上昇し、106.2ポイントを獲得しました。中古車の状態も良く、値崩れしにくい点も、高いリセールバリューを維持する要因と考えられます。
ELIMINATORシリーズの躍進
2024年3月にSEモデルが発売されたカワサキELIMINATORシリーズは、3位と4位にランクイン。400ccクルーザーというカテゴリーで、軽快な走りと安定感のあるライディングポジションが人気を博しています。男女問わず幅広い層から支持されており、今後のランキングでも上位を維持する可能性が高いでしょう。
円安と海外バイヤーの影響
今回のランキングでは、円安による海外バイヤーの活発な応札が、リセール・プライスの上昇に貢献していることが分析されています。海外へのバイク輸出が増加する中、バイク王は良質な在庫を確保し、国内ライダーのニーズに応える体制を整えています。
バイク未来総研所長 宮城光氏の見解
バイク未来総研所長の宮城光氏は、今回のランキング結果について、「ツーリング主体でマルチパーパスなモデルへの需要の高まり」を示唆。X-ADVはその代表格であり、世界的な支持も背景にあると分析しています。また、Gold Wing Tourの上位進出についても、「ドライバビリティーの高さ」と「為替レート」が要因として挙げられています。さらに、ELIMINATORやZX-4Rについても、それぞれのモデルの魅力とユーザーニーズを的確に捉えていると評価しています。
まとめ
今回のリセールプライスランキングは、ユーザーの多様なニーズと、グローバルな市場動向を反映した結果となりました。今後のランキングの動向にも注目が集まります。