オーリック・システムズが新たなAI検索機能「PageFinder」を発表

オーリック・システムズ・ジャパンが提供開始する「PageFinder」

オーリック・システムズ・ジャパン株式会社が、クラウドストレージサービスのBOX.COMと連携し、新たなマルチモーダルAI検索機能「PageFinder」の提供を開始しました。この機能は、AIの力を借りて、文書や画像をはじめとするさまざまな情報をページ単位で検索できるというものです。

PageFinderの特徴

PageFinderは、 BOX.COMに保存されたドキュメントを、キーワードだけでなく、画像や文章の意味に基づいて検索可能にします。この新機能により、ユーザーは必要な情報を迅速に見つけることができるようになります。また、検索結果はファイルリストだけでなく、各ページのサムネイル画像とテキストで表示され、視覚的にわかりやすい形で提供されます。

さらに、AI-Chatを用いたRAG（Retrieval-Augmented Generation）機能も搭載されており、ユーザーは自然言語でドキュメントに質問し、AIからの回答を得ることができます。この時、AIが参照した出典のページ画像や本文も表示されるため、ユーザーはAIの回答の正確性をその場で確認することが可能です。

業務効率の向上

IDCの調査によると、知識労働者は業務時間の20～30％を情報を探すことに費やしています。データ量の増加によって、必要な資料が見つからないという課題も深刻です。従来のキーワード検索では、このような膨大な情報から目的の内容を抽出するには限界があります。

PageFinderがBOXと連携することで、ユーザーはワークフローを変えることなく、検索機能を大幅に向上させ、既存の資料の再利用が促進されます。これにより、情報検索にかかる時間が短縮され、業務の効率が劇的に向上することが期待されます。

投資対効果（ROI）の改善

この新しいマルチモーダルAIによる検索機能は、年間数百時間から数千時間に及ぶ情報検索の時間短縮を実現できます。これによって、企業の投資対効果（ROI）が向上することも見込まれています。また、スキャンした文書や埋め込まれたグラフィックも含むテキストや画像ベースのコンテンツをインデックス化することで、BOXに保存されたコンテンツの価値も高まります。

会社の背景

オーリック・システムズ・ジャパンは、AuriQ Systems, Inc.が開発した製品を日本市場に提供し、企業や官公庁で広く利用されています。同社の取り組む新しい技術は、今後も多くの企業にメリットをもたらすことが期待されています。興味のある方は、公式サイト（https://www.auriq.co.jp/）をぜひ訪れてみてください。