東芝テック、新たな飲食業界のスタンダード「OtegaruOrder」を発表
飲食業界の変革を促す新システム
東芝テック株式会社は、2025年1月10日に飲食店向けのモバイルオーダーシステム「OtegaruOrder」(おてがるオーダー)の発売を発表しました。この新システムは、消費者が自身のスマートフォンを利用し、店舗の厨房やPOSシステムと直接連携してメニューを注文できる機能を提供します。人手不足が深刻化する中、業界の効率化に向けた強力なツールとなることが期待されます。
スタッフの負担軽減
近年、飲食業界ではスタッフの業務負担が増加していますが、「OtegaruOrder」はスタッフによる注文業務の軽減を目指しています。消費者が直接口頭で注文する必要がなくなり、業務がスムーズに進行します。また、スタッフが使用するハンディターミナルからの注文と合算できるため、従来の運用形態に合わせた導入が可能です。これにより、店舗の運営はより柔軟になり、人手不足の問題解消に寄与することが期待されています。
進化する機能
今後の展望として、SNSを通じた席の予約やテイクアウトの注文受付、画面内での広告プロモーション、ポイント機能など多彩なサービスが実装される予定です。これにより、消費者だけでなく店舗運営側にも大きな利便性をもたらし、さらなる付加価値を提供していく方針です。
ELERA®との連携
「OtegaruOrder」は、東芝テックが推進するグローバルリテールプラットフォーム「ELERA®」の「OrderLinkage(オーダーリンケージ)」サービスに接続されます。これにより、フードデリバリーや他のモバイルオーダーサービスとの連携が可能となり、店舗の運営に特化したソリューションを提供します。さまざまなニーズに応える形で各店舗の課題にも迅速に対応できるよう設計されています。
ユーザーフレンドリーなデザイン
「OtegaruOrder」のUIデザインは、モノトーンカラーの落ち着いた印象で、直感的な操作が可能です。シンプルかつ使いやすいボタン配置により、料理の画像やメニューが引き立つため、消費者の注文意欲を高める工夫がなされています。この魅力的なデザインも、店舗での利用促進に一役買うことでしょう。
導入の手軽さ
本システムは、月額費用での利用が可能なため、初期投資を抑えた導入が実現できます。クラウドベースのシステムにより、これまでの「OrderLinkage」を利用している店舗では、本システムの導入がさらにシンプルになります。また、最新機能が追加されることで、店舗運営は常に最新の状態に保たれます。
まとめ
東芝テックは、飲食業界のDX(デジタルトランスフォーメーション)を推進し、店舗運営の効率化や社会的な課題解決に貢献するため、「OtegaruOrder」の展開を進めています。約3,000店舗を目標として拡大する計画の中で、今後も新しい機能の追加や改善が期待されます。飲食業界の未来を切り開く新たなツールに、注目が集まっています。