障がい者の笑顔を引き出すブリザーブドフラワー活動が始動

障がい者の笑顔を引き出す新たな取り組み

神奈川県横浜市金沢区に本社を構えるシンオー株式会社は、今年の8月20日より、障がい者との共生を目指す新しいプロジェクト「KAKERU」の事業所を募集することを発表しました。2016年に設立されたこの会社は、製造業や流通加工業、食品輸出を主に行い、障がいを持つ方々が健常者と共に働く職場環境を提供しています。また、同年に設立された一般社団法人アイルビーも、障がい者に対する就労支援を行っています。

現在、日本では964万人もの人々が障がい者手帳を所持しており、そのうちの多くは就労支援が必要とされています。障がい者施設で支援を受けている方々の工賃は驚くべき低水準であり、この状況は改善が求められています。シンオーとアイルビーは、そんな現状に疑問を投げかけ、普通にできることを通常の形で行うことが福祉活動において重要だと考えています。

「KAKERU」の理念

「KAKERU」には、「架ける」「駆ける」「翔る」という多様な意味が込められています。また、「欠けていても大丈夫」をテーマに、障がい者の皆さんの特性を理解し支え合うことの重要性を訴えています。この取り組みを通じて、障がいを持つ方々が生き甲斐を持ち、企業も彼らを戦力として活用することで、双方にとって豊かな生活が実現できると信じています。

ブリザーブドフラワーを通じた新しい社会の実現

ブリザーブドフラワーを使用した空間装飾は、その美しさで多くの人々の心を惹きつけるアートです。このプロジェクトでは、障がいを持つ方々が製作に関わり、製品を通じて自己表現を行う機会が設けられています。新たな経済活動としての「KAKERU」は、地域の企業とのコラボレーションも促進し、障がい者の参加を促す活動として大きな期待を寄せられています。

シンオーとアイルビーは、この新しいムーブメントが障がい者の雇用促進へとつながり、社会全体に活気をもたらすことを目指しています。企業や店舗が資材を無償で提供することで、「KAKERU」のフラワーウォールプロモーションへの参加も促進されます。

未来に向けた支援

「笑顔は人に力を与え、幸せを運ぶ」という信念のもと、障がい者が心から働きたいと思える環境を整えることが、私たちの役割です。長期的な目線で障がいを持つ方々が社会に参加し、自立した生活を送れるようになるための仕組み作りを進めていきます。

シンオーとアイルビーは、全ての人が自らの可能性を最大限に発揮できる社会の実現を目指し、共に手を取り合って歩んでいきます。障がいの有無に関わらず、「なりたい自分」を目指せる環境を提供し、1人1人を大切にした支援を心掛けていきます。これからも、障がい者の豊かな生活を取り戻すための活動は続きます。