世界初の和食オンラインアカデミーが和牛講座を開講

世界初の和食オンラインアカデミーが始動

2020年9月28日、ドイツに拠点を置く「GoldenTable GmbH」が、全農インターナショナル欧州株式会社の協力のもと、外国人向けに和牛をテーマにしたオンライン講座を開講しました。このアカデミーでは、コロナ禍でのオンライン教育の需要の高まりを受け、海外のシェフやフードプロフェッショナル向けに質の高い日本料理技術を提供することを目的としています。

オンライン講座の背景

日本料理が海外で人気を博す中、本格的に和食を学ぶ機会は限られていました。特に、日本の食材や調理技術を十分に理解していない外国人シェフが独自に創作した和食は、時に本来の味を損なうこともありました。このような状況を打破すべく、Goldentableは2019年から世界中の人々に向けてオンラインでの日本料理教育を展開してきました。

和牛講座の内容

今回の和牛オンライン講座では、全国食肉学校で学び、海外でのプロ向け講座の経験を持つ和牛のスペシャリストと、一流の料理人たちが講師を務めます。最高級のA5ランク上州和牛を使用し、日本産和牛の特徴や、料理時の注意点について丁寧に解説します。受講生は、海外の食トレンドや嗜好を考慮した内容を学ぶことができ、これまでの選択肢にはなかった深い知識とテクニックを得ることができます。

生徒たちからは、「ようやく満足できる講座に出会えた」との声も多く寄せられており、講座のクオリティの高さが伺えます。実際に、和牛を用いた高品質な日本料理を作れるスキルを身につけることができるのです。

Master of Japanese Cuisine Academyとは

このアカデミーは、在ドイツの日本人女性起業家、ヴィッケンカンプ和海が2019年に設立しました。彼女は海外在住の一流料理人たちと協力して、「高品質な日本料理教育を提供し、和食文化を担う人材を世界中に創出する」をミッションとしています。アカデミーのサービスは、双方向の教育コンテンツを通じて、世界中の日本食に興味を持つ人々に届けられています。