いわきFC U-18監督・新井健太氏、6年間の指導に幕―今後の飛躍を誓う
この度、いわきFCのU-18監督を務めていた新井健太氏が、6年間の指導期間を経て退任することが発表された。1988年生まれ、群馬県出身の新井氏は、前橋FCコーチ、日本体育大学コーチ、藤枝MYFCコーチを経て、2019年にいわきFCヘッドコーチに就任。その後、2020年からU-18監督としてチームを率いてきた。
退任にあたり、新井氏はクラブ公式ウェブサイトを通じてコメントを発表。「この6年間、大変お世話になりました。このタイミングで区切りをつける決断をし、いわきFCのスタッフを退任することにいたしました」と報告。6年間の指導生活を振り返り、「充実した時間を過ごせたのも、大倉社長、田村監督はじめスタッフの方々、選手のみんな、支えてくださった方々、ファン・サポーターの方々がいてくださったからだと、今、改めて思います」と感謝の言葉を述べた。
特に、大倉社長と田村監督については、「すごく不思議な出会い方をしただけに、ここまでお世話になるとは当時は思ってもいませんでした。お二人の人柄に惹かれ、一緒に働きたいと思い、ここまで力になろうと自分なりに精進してきました」と、強い信頼関係と感謝の思いを語っている。
クラブの急速な成長についても触れ、「自分の力などは必要としていない程、すごいスピードで大きくなっていくクラブにいられてとても幸せだったとともに、自分の力不足を感じていました」と率直な思いを明かした。
また、ファン・サポーターへの感謝も忘れず、「なかなかお会いする機会が少なかったですが、いつもトップチームを応援する姿を陰ながらすごく楽しみにみさせていただいておりました。いわきFCのファン・サポーターの方々の雰囲気はとても素晴らしく、見ているこちらが幸せになることができました」とコメント。クラブの未来へ向け、「トップチームの更なる発展とアカデミーの追走を心から祈っています」とエールを送った。
選手たちへは、「ここでは書ききれないほどの思い出がありますので、改めて連絡させてもらいます。卒団したOBの選手たちは自分の夢に向かって精進してください。在団生は歴史を一つでも上塗りできるよう精進してください。今後お互い切磋琢磨し合いながら、自分が困っているときは相談して、困っている仲間がいたら手を差し伸べてあげてください。いわきFCで出会った仲間は一生ものです」と、温かいメッセージを贈っている。
新井氏の指導の下、いわきFC U-18は着実な成長を遂げた。その功績は、クラブの将来に大きく貢献するだろう。今後の新井氏の活躍にも期待したい。