安全性を大切にする貸切バス事業者の認定情報

貸切バス事業者の安全性評価認定

国土交通省が発表した情報によれば、再度の貸切バス事業者の安全性評価認定が行われました。この認定制度は、公益社団法人日本バス協会が実施しているもので、安全性確保に積極的に取り組む事業者を対象としています。この制度は、法令で求められる基準を超える安全措置を講じている業者を評価し、その結果を公表することで、利用者や旅行会社がより信頼できるバス事業者を選びやすくすることを目的としています。

三ツ星認定の増加

特に注目すべきは、最高ランクである三ツ星（★★★）を獲得した事業者数が、前年の1,060者から77者増加し、1,137者になったということです。これは、約3,423者の貸切バス事業者の中での成績であり、全体的な安全意識の向上を示しています。

この評価認定は、貸切バス事業者安全性評価認定委員会によって行われ、バス事業者が運行するバスには「SAFETY BUS」マークが貼付されています。このマークは、認定を受けた事業者の証とされ、利用者が購入する際の重要な指標となります。

認定の内訳と意義

今回の認定の概要は以下の通りです。認定年月日は2023年12月26日で、総認定事業者は2,017者となりました。内訳は三ツ星が1,137者、二ツ星（★★）が196者、一ツ星（★）が684者です。昨年度と比較すると、三ツ星事業者は増加しているものの、二ツ星と一ツ星の数は減少傾向にあります。これにより、業界全体の安全性向上の取り組みが認識されていることが示されています。