Wings for Life World Run 2025の公式アンバサダーが発表されました

Wings for Life World Run 2025、公式アンバサダー発表

2025年に開催される「Wings for Life World Run」の日本公式アンバサダーに、元阪神タイガースの赤星憲広さん、仮面女子の猪狩ともかさん、車いすYouTuberの渋谷真子さんが決まったことが発表された。このチャリティーランイベントは、脊髄損傷の治療法研究のための資金調達を目的としており、全世界で同日一斉にスタートする。

大会の背景と目的

「Wings for Life World Run」は、レッドブル・ジャパン株式会社が支援する非営利団体、ウィングス・フォー・ライフ財団が主催するイベントで、脊髄損傷に苦しむ人々を助けることを目的としている。2024年には169カ国から265,818人が参加し、脊髄損傷の治療研究のために過去最高額の8,104,499ユーロ（約13億円）が寄付された。

このランイベントの特徴は、参加者が各地で自分のペースで走り、必要な資金が集められる点だ。脊髄損傷は今なお多くの人々に影響を与え続けており、WHOの統計によれば、毎年約25万人が脊髄損傷を負っている。

アンバサダーたちの思い

公式アンバサダーとしての責務を引き受けた赤星さんは、脊髄損傷の当事者として「Wings for Life World Run」の意義を広める決意を語った。本イベントに関わることができることを光栄に思い、多くの方にメッセージを届けたいと述べた。

猪狩ともかさんも、自ら車いすでの活動を通じて感じた思いを語っている。彼女は「多くの人が脊髄損傷を理解するきっかけになるイベントであると強く感じています」とし、参加者同士が楽しむ姿が素晴らしいとの思いを伝えた。さらに、彼女は「走るのが好き、誰かの役に立ちたいという方はぜひ参加してほしい」と呼びかけている。

治療法の進展

脊髄損傷の治療については、21世紀に入り大きな進展が見られ、専門家たちは治療が実現する可能性を高めている。ウィングス・フォー・ライフ財団は、324の研究プロジェクトを支援しており、治療の可能性が近づいていると考えられている。カリフォルニア大学アーバイン校のアイリーン・アンダーソン教授は、「非常に大きな進歩を遂げてきた」と語る。

大会概要

2025年の「Wings for Life World Run」は、日本時間の5月4日午後8時に世界同時スタートが行われる。東京や福岡でもアプリランイベントに参加でき、誰でも簡単にエントリーできる。詳細や参加方法については公式サイトを確認してほしい。

国際色豊かなこのイベントは、世界中のランナーが集まり、脊髄損傷治療の研究資金を集めるための大きな力となるだろう。参加者同士で様々な思いを抱えながら走る姿が見られることに期待がかかる。参加登録は公式サイトから可能である。興味がある方はぜひチェックして参加を検討してほしい。