サブスクリプションサービスの現状を探る
2024年9月25日、株式会社メディアシークが提供するアプリ「QR/バーコードリーダー・アイコニット」内にて、サブスクリプション(月額支払、月会費)に関する大規模なアンケート調査が行われました。アンケートの結果、23,410名のユーザーから得られたデータには、サブスクサービスに対する利用状況やそれに関連する消費者の意識が映し出されています。
サブスク利用者の実態
調査によると、サブスクサービスを実際に利用している人は全体の31%にとどまり、60%が利用していないことが明らかとなりました。さらに、過去に利用していたが、現在は辞めたという回答が8%存在するなど、サブスクの普及には壁があることが分かります。
支払い方法の選択肢
利用していると回答した31%の中で、最も多く支持されている支払い手段はクレジットカードであり、一番手軽に使える方法として根強い人気を誇っています。その他の支払い方法では、キャリア決済、コード決済、口座振替、コンビニ払いが続きました。
利用しない理由
一方、サブスクを利用していないと答えた60%の人たちが挙げる理由は多岐にわたります。最も多かったのは「興味のあるサブスクサービスがないから」というもので、実際の利用を促進するためには、魅力的なサービスの提供が求められます。また、「どんなサブスクサービスがあるか知らない」という意見も多く、情報提供の重要性が浮き彫りになりました。
さらに、「解約が面倒だから」や「買い切りの方が長期的に安いと感じる」などの意見も一定数存在し、サブスクに対する慎重な姿勢が示されました。これらの声を踏まえると、企業側は利便性を向上させる施策や明確な料金体系が求められます。
利用中止の理由
既にサブスクを利用していたがやめた人たちは、どのような理由から退会したのでしょうか。最も多い理由は「無料期間が終了したから」というものでした。初期の誘惑を超え、継続する価値が感じられない場合、ユーザーが離れるのは避けられない現象です。そのほか、利用料とサービス内容が見合わないと感じたり、別の類似サービスに乗り換えたりといった理由も挙げられており、競争が厳しい市場においては、顧客の心をつかみ続ける努力が必要です。
アンケートの今後
今回の調査を通じて、サブスクサービスに対する消費者の意識を把握することができました。特に、利用しない理由や既存ユーザーのニーズを理解することで、より良いサービスの開発に繋げることができるでしょう。企業は、未来の予測とトレンドを踏まえた施策を検討し続ける必要があります。3000万ダウンロードを超える「アイコニット」によるこの調査は、デジタル業界の動向を映す大きな一歩となりました。
このアンケートの詳細や結果のデータについては、
アイコニット・リサーチをご覧ください。