VRChatワールドNAGiSAを生んだナギサコネクト、その革新の舞台裏

自由な交流を実現する世界への挑戦

株式会社ナギサコネクトが、ついにメタバース法人としての活動をスタートさせました。2025年5月13日に法人登記を完了し、メタバースのプロデュースや広告を行う専門企業としての第一歩を踏み出しました。代表を務めるのは、クリエイターでありエンジニアでもある丸山一沙さん。この会社は、累計来場者数が100万人を超えたVRChatワールド「NAGiSA」を開発したチームによって設立されました。彼らの強みは、実際に人々が集まる空間を創出する力です。

「NAGiSA」の成功とその後

「NAGiSA」は特に「1対1で話せる」形式に重きを置いた交流空間で、ユニークなシステムを導入しています。このシステムでは、5分ごとにユーザーがランダムに入れ替わるため、初対面同士でも自然に会話ができる環境が整えられています。この手法は、広場型のワールドでは味わえない体験を提供し、リリースからわずか1年で100万人以上の来場者を記録しました。現在もおよそ10万人が毎月訪れ、その人気の高さを証明しています。

この成功に基づいて、ナギサコネクトはさらに多くのタイアップを展開しています。たとえば、神奈川県横須賀市公式メタバース「メタバースヨコスカ」や、バーチャル即売会イベント「メタフェス」、著名なVRゴーグルメーカー「PICO」とのコラボレーションなど、多様なプロジェクトが進行中です。

新たな告知手段と法人向けサービス

最近、ナギサコネクトは新たに個人向けのポスター掲出サービスを始めました。これにより、クリエイターやイベント主催者は11,000円（税込）でポスターを掲載でき、訪問者に自然にアピールできます。この取り組みはすでにIS参加者から注目を集めているとのことです。

また、法人向けにはプレミアムなカスタマイズプランを提供しており、企業はワールドの一部屋をオリジナル仕様に変更することができます。これは本格的な広告戦略を目指す法人にとって、非常に魅力的なサービスです。

多角的なメタバース事業への展開

ナギサコネクトは、集客力と記憶に残る体験の両立を目指して、メタバース空間のプロデュースを通じて多様な事業を展開しています。具体的には、ユーザーが集まりやすい空間の企画や設計を行う「メタバース空間プロデュース事業」、企業向けのPRやイベントを支援する「メタバース広告・イベント事業」、さらには教育や福祉分野でも活発にプロジェクトを進めています。