京王グループ、都内主要ホテル全電力を再生可能エネルギーに切り替え
京王グループは、東京都内で運営する「京王プラザホテル(新宿)」および「京王プレッソイン(全10店舗)」において、2024年8月から全ての電力を実質再生可能エネルギー由来に切り替えることを発表しました。この取り組みは、同グループが持続可能な社会の実現に向けて、環境に配慮した事業活動を推進する一環として行われます。
環境にやさしいホテルを目指して
京王グループでは、「京王グループ理念」と「京王グループサステナビリティ基本方針」を基に、環境への意識を高め、様々な施策を展開しています。特に「環境にやさしく」という重要課題を掲げ、持続可能性の向上を目指しています。また、2050年度にはカーボンニュートラルの達成を目指しており、今後も温暖化対策として、CO₂排出量の削減に取り組みます。
今回の電力切り替えに際し、東京電力エナジーパートナー株式会社と提携し、毎年約10,000トンのCO₂を実質ゼロにするための施策を取る予定です。これは、環境負荷を軽減し、持続可能な未来に貢献する重要なステップと位置付けられています。
インバウンド需要の拡大に対応
さらに、インバウンド需要の拡大に伴うCO₂排出量増加も予測されますが、京王グループは宿泊施設での電力使用を再生可能エネルギーに切り替えることで、この問題に対処します。客室や宴会場、レストランで利用する全ての電力をこれにより環境に配慮した形で提供し、宿泊客に環境に優しい体験を届けることが目標です。
京王グループの長期環境目標
京王グループは、2060年度に向けた環境目標として、CO₂排出量の実質ゼロを設定しており、2030年度には2019年度比で30%の削減を目指しております。これまでにも省エネ施策の実施や再生可能エネルギーの活用を進めてきました。
これらの取り組みは業界全体にも影響を与えるものであり、今後の進捗が注目されます。京王グループは確固たる決意を持って、持続可能な社会の実現に向けた活動を継続します。
まとめ
京王グループの都内主要ホテルにおける電力の実質再生可能エネルギーへの切り替えは、環境保護活動の一環として、持続可能な未来を築くための重要な施策です。ホテル業界が環境問題に前向きに取り組んでいることを示す良い例となるでしょう。今後も、さらなる取り組みが期待されます。