事故物件の条件
2021-04-12 09:00:02
事故物件でも意外と受け入れられる賃貸の条件とは?
事故物件でも意外と受け入れられる賃貸の条件とは?
賃貸物件を探す際に、最も重視されるのは何でしょうか?最近行われた男女300人を対象にしたアンケート調査では、家賃が最も重要視されることが分かりました。具体的には、家賃、物件の場所、間取りや設備などが上位にランクインしました。この調査を通じて、事故物件に関する意識や許容度についても多くの興味深い結果が得られました。
賃貸物件の重要条件
調査によると、賃貸物件選びで最も多くの人が意識しているのは「家賃」であり、次いで物件の立地や部屋の間取り、広さ、建物の設計などが続きます。この傾向から、賃貸物件を選ぶ際には、これらの要素を総合的に考え、実際的な判断がなされていることが伺えます。
事故物件に対する心理
賃貸物件の条件が整っていても、事故物件と知った瞬間、その選択が難しくなることがあります。調査では、多くの人が事故の詳細を知った上で住むかどうかを判断することが明らかになりました。具体的には「事故の内容で判断する」という意見が最も多く、逆に「住みたくない」と回答した人も一定数いました。面白いことに、事故物件であっても、その事故がどのようなものであったかによって受け入れられるか否かが分かれる傾向にありました。
例えば、「孤独死」や「病死」であれば許容できるという意見が多くを占め、一方で「自殺」や「殺人」といった事件性のある事故では敬遠される傾向が強いことが見受けられました。また、事故発生からの時間の経過や、物件が再度人に貸し出されていた場合も影響する要因となっています。
好条件でもっと魅力的に
事故物件であったとしても、「家賃が安い」といった好条件があれば検討の余地があるという声が多く、特に家賃の安さには圧倒的な支持を得ていました。次いで「部屋の広さ」や「見た目」が評価されています。周囲の環境や立地よりも、好みに合った物件の魅力の方が重視されている様子も伺えます。
安心感を求める
万が一事故物件に住むことになった場合、多くの人が求める条件は「セキュリティ」です。この調査では、セキュリティが万全であることが安心感を生み出し、それと並ぶか、もしくは同じくらい重要視されていたのが「日当たりの良さ」となっています。物理的な安全と心理的な安心感が、事故物件に住むかどうかを決定する鍵となっているようです。
友人の事故物件
もし友人が事故物件に住んでいたらどうするかという質問にも面白い結果が出ました。41.7%が「全く気にしない」と回答し、逆に「近寄りたくない」と考える人は23.0%と少数派でした。また、好奇心から見に行くという人も22.0%存在しており、事故物件に対する偏見は軽減されつつあります。
隣室の事故物件
自分の隣の部屋が突然事故物件になった場合、20.0%は「引っ越す」と回答し、約40%は「家賃を引き下げてもらう」と希望していました。これは、事故物件に対して変化する感情と、経済的な側面とのバランスを示しています。
事故物件より怖いこと
調査の最後には、「事故物件よりも嫌な物件はあるか」という質問がありました。多くの人が「近隣トラブル」を挙げ、事故物件よりも人間関係や生活環境の方が重要だという意見が十分に表れました。騒音や嫌がらせ等のトラブルが発生する物件の方が、心霊現象の恐れよりも遥かに恐怖を感じるという結果でした。
まとめると、事故物件に対する意識は多様であり、具体的な条件や要素が重要視されています。特に家賃などの経済的要素が決定的な役割を果たす一方で、心理的な安心感に対するニーズも無視できないことが分かりました。事故物件であっても、生活の質を損なわない条件を求める姿勢が多くの入居者に影響を与えていることは、この調査から非常に興味深い点です。
会社情報
- 会社名
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株式会社クランピーリアルエステート
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- 東京都中央区築地2-10-6Daiwa築地駅前ビル9F
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03-6226-2566