福島県南相馬市の腕時計メーカー、株式会社Fukushima Watch Companyは、2024年11月21日(木)にウクライナ支援モデルの腕時計第二弾「Futaba / Hope for Ukraine」を発売することを発表しました。
本製品の売上全額は、ウクライナへの寄付に充てられます。同社は、2011年の東日本大震災で被災した南相馬市小高区と、チェルノブイリ原発事故を経験したウクライナの人々との深い交流を背景に、2022年からウクライナ支援モデルの腕時計を販売してきました。
今回の「Futaba / Hope for Ukraine」は、同社の主力モデル「Futaba」をベースに、ウクライナ国旗をイメージしたツートンカラーのデザインを採用しています。困難に直面する人々への想いを象徴する、特別な腕時計となっています。
デザイン面では、クラシックなデザインを基調としながら、ウクライナ国旗をモチーフにしたツートンカラーのダイヤルが特徴です。ケースとブレスレットはミラー仕上げで、洗練されたアーバンな印象を与えます。サイズはユニセックスで、裏蓋はスケルトン仕様となっています。
ムーブメントには、日本製のCITIZEN MIYOTAの自動巻きムーブメント「Cal.82S0」を搭載し、信頼性と耐久性を両立させています。
Fukushima Watch Companyは、東日本大震災からの復興を支援するとともに、世界平和への願いを込めて、今後もウクライナ支援を続けていくとしています。
福島とウクライナをつなぐ、深い絆
Fukushima Watch Companyは、2022年に福島県南相馬市小高区に誕生した時計メーカーです。小高区は、2011年の東日本大震災による原発事故で帰宅困難区域となり、2016年に避難解除されました。
チェルノブイリ原発事故を経験したウクライナの人々は、震災当時より現在まで、小高の住民と交流を続けています。Fukushima Watch Companyは、小高の企業として、ウクライナの皆さんへ還元できることを考え、ウクライナチャリティモデルの腕時計を製造しました。
同社は、2022年に発売した第一弾のウクライナ支援モデルは、世界中から800本以上のご購入をいただきました。売上の20%をウクライナ支援活動に寄付し、多くの皆様のご支援によって被災地へ支援を届けることができました。
腕時計を通して、平和への願いを世界へ
Fukushima Watch Company代表の平岡雅康氏は、長年にわたり時計業界での経験を積み、国産の機械式時計ブランドを設立しました。2019年3月には、世界最大の腕時計見本市「バーゼルワールド」に出展し、世界各国からディーラーやメディアが商談・取材に訪れ、注目を集めました。
東日本大震災のボランティアで関わっていた福島に魅了され、福島を日本のジュネーブ(=腕時計産業が盛んな町)にすることを目指し、埼玉から南相馬市へ移住しました。Fukushima Watch Companyを設立し、腕時計を通じて、福島から世界へ発信し、日本の腕時計産業を盛り上げていくことを目指しています。
今回のウクライナ支援モデル第二弾「Futaba / Hope for Ukraine」は、Fukushima Watch Companyの平和への願いと、ウクライナへの熱い想いが込められた特別な腕時計です。