Shizen Connectが3社と提携し、蓄電池管理を強化!
株式会社Shizen Connect(以下、Shizen Connect)は、2023年に富士アイティ株式会社、メテオコントロールジャパン株式会社、Univers株式会社の3社とパートナーシップ契約を締結したことを発表しました。この提携により、分散型エネルギーを統合管理するプラットフォーム市場での地位を確固たるものにし、2100年までのカーボンニュートラルの実現を目指しています。
カーボンニュートラルへの挑戦
2050年におけるカーボンニュートラルの目標が掲げられる中、再生可能エネルギーの開発が進行しています。しかし、太陽光や風力といった再エネの供給は出力の変動が激しく、その調整が必要です。そのため、系統用の蓄電池及び再生可能エネルギーに併設された蓄電池が注目されています。これらは再エネの出力を管理し、需要がピークに達する際に充電・放電を行うことで、より効率的なエネルギー運用が実現されます。
Shizen Connectの取り組み
Shizen Connectは、自社開発のエネルギー管理システム「Shizen Connect」を使用して、系統用および産業用の蓄電池を管理しています。すでに複数の系統用蓄電池プロジェクトで実績があり、幅広い市場向けに制御機能を提供しています。2025年7月には、新たに再生可能エネルギー併設蓄電池の制御システムを導入予定です。
業界トップのパートナーシップ
本提携により、「Shizen Connect」と富士アイティ、メテオコントロール、UniversのローカルEMSが連携し、各社が対応する大型蓄電池の管理を効率化します。連携方法はWeb APIを使用し、顧客はスムーズにシステムを利用できるようになります。これにより、発電事業者やアグリゲーターは蓄電池選定における課題を軽減し、よりスピーディに市場に応じたシステムを構築可能になります。
今後の展望
2026年春までに、この提携によるシステム連携を完了させ、Shizen Connectが連携するローカルEMS事業者は合計4社になる見込みです。また、さらなる連携の拡大も予定されています。これにより、日本のエネルギー市場でのニーズに応じた柔軟な対応が可能となります。
各社からの声
富士アイティの越後正義氏は、今回の提携により顧客が容易にShizen Connectのシステムに接続できるようになると述べ、事業の発展と電力系統の安定化に寄与することに期待を寄せています。メテオコントロールの山時義孝氏は、複雑化する日本の電力需要に応えるべく、柔軟なEMSソリューションを通じたサポートを強調しています。Universの百合田和久氏も、システム連携により蓄電池の導入が加速するとの意見を述べており、各社の思惑が一致しています。
Shizen Connectの代表取締役CEOである松村宗和氏は、今回のパートナーシップを誇りに思い、蓄電池導入の障壁を下げることを目指すと語りました。
このようにShizen Connectは、エネルギー管理システムの市場でますます強固な存在感を示しており、持続可能な未来への一歩を着実に進めています。今後も、他のパートナーと協力し、脱炭素社会の実現に向けて貢献し続ける構えです。