オプトとフェリカネットワークスが新CRMソリューションを提供開始

新たな顧客体験をつくる新CRMソリューションの提供

株式会社オプトとフェリカネットワークスは、様々な業種に適用可能な新しいCRMソリューションの提供を開始しました。この新たな取り組みは、「新しい価値創造を通じて産業変革を起こし、社会課題を解決する」という企業理念のもと、顧客体験（Customer Experience、CX）の向上を目的としています。

本ソリューションは、これまでECサイトや会員制業態が中心だったLTV（顧客生涯価値）マーケティングを、スーパーや量販店などの店頭販促領域にも拡張するものです。具体的には、消費者の購入情報をレシートで提供し、そのデータをLINE UIDと結びつけることで、実店舗での購買行動を可視化します。これにより、消費者の購買履歴をもとにしたロイヤルティープログラムが展開でき、顧客との継続的な関係構築が可能となります。

新ソリューションの仕組み

新ソリューションは、オプトが開発したLINEミニアプリと、フェリカネットワークスが提供するレシート投稿APIを組み合わせることで実現しています。これにより、ユーザーはLINEアプリ上で簡単にレシートを投稿し、それに基づいて様々なキャンペーンや特典を受け取ることができるようになります。具体的には、レシート投稿とその審査機能を搭載することで、手軽に参加できるキャンペーンを展開し、個々の購買履歴に応じたインセンティブを提供することが可能になります。

また、集められたレシートデータはフェリカネットワークスのBIツールを通じて分析され、マーケティング施策の効率向上に寄与します。これにより、企業は顧客の嗜好や購買傾向を深く理解し、パーソナライズされたコミュニケーションをすることが可能です。

新たな顧客体験の実現

この新しいCRMソリューションは、以下の3つのポイントで顧客体験を革新します。
1. ロイヤルティープログラムの強化：レシートの投稿機能を利用することで、参加が容易なキャンペーンを展開でき、顧客を積極的に引き込むことができます。
2. 顧客理解の深化：レシート情報を通じて、顧客の購入商品や店舗、購入時刻などを詳細に把握でき、個々のニーズに対応したマーケティングが実施できます。
3. 分析ツールによる効率化：BIツールによるデータ分析により、マーケティング施策の効果を高める情報を提供し、企業がより効果的な戦略を立案・実行できるようサポートします。

今後の展望

この新CRMソリューションは単なる一時的な施策に終わることなく、継続的な顧客関係の構築を目指しています。2023年6月下旬には、飲料メーカーへの実装が予定されており、さらに多くの企業への導入を推進していくとのことです。オプトは、顧客企業のLTV向上に貢献するため、この新たな取り組みを広めていきます。