ネットワーク改革の加速
2025-12-11 15:20:12

IP Infusionとeww ITandTELが400Gバックボーンの導入でネットワーク改革を加速

IP Infusionとeww ITandTELが強化する通信インフラ



オーストリアに本拠を置くeww ITandTELが、IP Infusionのオープンネットワーキングソリューション「OcNOS®-SP-PLUS」を導入し、MPLSバックボーンを100Gから将来的な400GのIPoDWDMへとアップグレードした。この進展は、同社のネットワークアーキテクチャを大幅に進化させるものであり、多様な顧客のニーズに応える柔軟なインフラを実現している。

eww ITandTELは、30年以上の歴史を持つデータセンターの運営を通じて、顧客に対して最適なコストで拡張可能なソリューションを模索していた。特に、古いレガシー機器からオープンネットワーキングモデルへの移行により、多様なベンダーのトランシーバーを組み合わせて使用することで、より高度な通信環境を構築することに成功した。

「信頼性と性能は何よりも重要であり、それが我々のアーキテクチャ選定を支えています」と、eww ITandTELのネットワーク及びシステムエンジニアチームの責任者であるChristoph Ehmayer氏は語る。新たに採用された400G IPoDWDMバックボーンへの移行により、サービスの安定性や需要への対応力が飛躍的に向上することが期待されている。

この新しいバックボーンは、UfiSpaceの「S9600-56DX」「S9510-28DC」と、Edgecore Networksの「AS7946-30XB」という高性能ホワイトボックス型プラットフォームと連携している。ハードウェアとソフトウェアの機能が分離されたディスアグリゲーションアプローチにより、従来のシステムにおけるベンダーロックインを回避しつつ、通信帯域幅と障害耐性を強化することが可能になったのだ。

「このアップグレードによって、地域で最も優れたデジタルインフラを提供するという我々の志へ一歩近づくことができました」と、eww ITandTELのネットワークとデータセンター責任者であるRoland Neumayr氏は述べている。オープンネットワーキングを採用することで、顧客は高速で将来に対応可能なネットワークの利益を享受できるようになるだろう。

IP InfusionのCEO、Tom Savoie氏も「eww ITandTELは、オープンネットワーキングを活用し競争を勝ち抜く一例を示しています。ハードウェアとソフトウェアを分離することで、より強靭で運用コストが低い柔軟なネットワークが構築可能になる」と語っており、同社の取り組みを高く評価している。

さらに、このアップグレードの実現において重要な役割を果たしたのが、付加価値ディストリビューターおよびシステムインテグレーションパートナーのEPS Globalである。彼らはグローバルな流通ネットワークと高い技術力によって、各コンポーネントの調達や構成をスムーズに行い、納期を遵守することで、この新たなインフラの実現を支えている。

IP Infusionは、通信サービスプロバイダーやデータセンター向けに、オープンネットワーキングのソフトウェアソリューションを提供しており、数百社以上の顧客に対して導入実績を持つ。特に「OcNOS®」は、ネットワークのディスアグリゲーションを可能にし、運用コストの削減に寄与している。これにより、顧客はより効果的にネットワークを管理し、コストの最適化が可能になる。

オーストリアに位置するeww ITandTELは、高性能なネットワークを含む様々なITサービスを提供する企業として、ISO/IEC 27001やEN 50600などの国際的な認証を取得している。これにより、顧客に信頼性の高いサービスを提供し続けている。

今回の400Gバックボーン導入により、eww ITandTELは通信インフラの新たな時代を切り開こうとしている。先進的な技術導入は、顧客のニーズに応え、効果的なデジタルインフラの運用を実現するための大きな一歩となるだろう。


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会社情報

会社名
株式会社 ACCESS
住所
東京都千代田区神田練塀町3番地 大東ビル
電話番号
03-6853-9088

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