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新しい形の採用、それが「プラモデルづくり採用」

北九州市の株式会社正栄電設工業が導入する「プラモデルづくり採用」では、社長とのプラモデル制作対決が新たな人材選抜基準として注目されています。このユニークな採用手法は、プラモデルを説明書なしで作成し、社長よりも速く完成させることが求められます。プラモデル作りは不確実性の中での計画性や問題解決能力を養う絶好の機会と考えられており、ビジネスにおいても必要な思考プロセスを体現しています。

並行して行われる「キャプテン採用」

この新しい採用スタイルには、もう一つの柱が「キャプテン採用」です。成長意欲が高く、リーダーシップを発揮できる人材を求めており、高校や大学などでキャプテンを務めていた方、あるいは現在活動中の方を対象にしています。この手法では、仲間に良い影響を与え、集団を活性化させる力を評価しており、ビジネスシーンでもそのスキルが活かされます。

採用の背景と企業の理念

正栄電設工業は、1987年に設立以来プラントの電気工事や計装工事を専門としてきました。依頼件数の95%がリピーターという数字は、同社の品質が顧客に信頼されている証です。モットー「いいものを納めることが一番の営業」のもと、人材育成を重視し、業界の高齢化に対抗する若い力を培っています。

採用の条件と概要

2023年12月1日からスタートするこの採用方法では、未経験者は30歳以下、経験者は30歳以上が対象となります。募集職種は管理職や職人など多岐にわたり、詳細は応募ページに掲載されています。

新たな採用手法による面接は他にはない独自性を持ち、例えばプラモデルを制作する際の計画性やスピード感、そして何よりプラモデルへの情熱がカギとなります。同社ではプラモデル制作者の熱意を測ることで、ビジネスでも優れた成果を上げられる人材を見つけ出すことを目指しています。

会社情報と今後の展望

正栄電設工業は、今後も採用基準を改革し続けることで、一層優れた技術者を育成し、リピーターの顧客を増やしていくことを狙っています。また、2023年4月には正社員数40名を達成し、これに伴い業務拡大への期待も高まっています。企業の成長に伴って、さらなる革新を続ける同社に目が離せません。

この新しいアプローチは、若者に自分のスキルや情熱を示すチャンスを提供するだけでなく、業界全体に新たな風を吹き込むきっかけにもなるでしょう。

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