知財を活用した経営戦略セミナーが2026年に開催決定

セミナー開催のお知らせ

この度、株式会社野村総合研究所のコンサルティング事業本部シニアプリンシパル・弁理士である林力一氏が、2026年1月30日（金）に「持続的収益性を生み出す知財を活かした経営戦略」というテーマでセミナーを行うことが決定しました。このセミナーでは、ビジネス界での競争が益々激化する中、特に製造業や自動車産業など幅広い分野における知財の重要性が強調される内容となっています。

セミナーの目的と背景

現在のビジネス環境では、様々な業界においてコモディティ化が加速しています。そのため、従来の知財戦略だけでは持続的な収益を確保することが困難な状況にあります。このセミナーでは、IPX経営戦略モデルという新たなアプローチを通じて、競合他社に対する優位性を生み出す方法を提案します。特に、営業利益率15%以上、PBRが2〜3倍を実現するための手法が具体的に解説されます。

講義内容

セミナーでは以下のような内容が重点的に扱われます：

1. IPX経営戦略モデルの全体像と背景
主要産業におけるコモディティ化からの脱却と、知的財産の新しい定義を通じた価値創造のストーリーが語られます。

2. 5つのIP機能の詳細解説
- 収益獲得IP（Closed）
- 客寄せIP（Open）
- 秘伝のたれIP（Defense）
- 収益への転換IP（Vehicle）
- ブランドIP（Trust）
各IPがどのように事業に貢献するかが具体的に説明されます。

3. 戦略的KPI設計と価値創造プロセス
最新のIIRCフレームワークに基づいた資本転換のロジックや、投資家への効果的メッセージの構築方法が紹介されます。

4. 競争分析とリスク評価
モノ単独事業とモノ＋コト（分離）という戦略的優位性についての見解が示されます。

5. 構造的課題とイノベーションのジレンマ
日本企業が直面する問題、特にモノ事業の成功体験による障壁を乗り越える方法が議論されます。