丹波篠山市が誇る「農都のめぐみ米」の魅力と新たな取り組み
環境にやさしいお米の取り組み
丹波篠山市は、豊かな自然環境に囲まれた地域で、良質なお米の生産に力を入れています。その中でも「農都のめぐみ米」は、環境への配慮が特徴的なお米として、多くの人々に支持されています。このお米は、市が認証したもので、栽培方法に工夫が施されています。
具体的には、化学肥料や農薬の使用を、兵庫県の基準の半分以下に抑える努力がなされています。また、稲が育つ過程で、オタマジャクシが水辺から上がれる時期まで水を維持するなど、河川の水質や生態系への影響にも気を配っています。このように、丹波篠山市は地域資源を守り、生きものとの共生を図るための取り組みを続けています。
学校給食への採用
丹波篠山市は、その美味しい学校給食でも知られています。2019年には全国学校給食甲子園で見事優勝し、翌年も優秀賞を獲得しました。特に2021年以降、すべての学校給食で「農都のめぐみ米」が使われています。これは、未来を担う子供たちが健やかに育つことを願う農家の思いから実現しました。このお米がもたらす栄養は、子供たちの成長を支える大切な要素となっています。
コラボイベントの開催
さらに、丹波篠山市は神明ホールディングスと協力し、「丹波篠山市と神明ホールディングスとの包括連携に関する協定書」を締結しました。神明ホールディングスは、120年以上の歴史を持つお米の卸会社であり、地域の農家を支え続けています。
コラボイベントでは、同社が運営する「米処 穂」で、「農都のめぐみ米」を使ったおにぎりが販売される予定です。また、店内では丹波焼の展示や販売も行われるため、地元の特産を楽しむ絶好の機会です。
開催日程
- - 期間: 11月13日(水)〜 11月27日(水)(予定)
- - 場所: 米処 穂(神戸市中央区元町通5丁目2−8 神明別館 1階)
- - 営業時間: 9:00~17:00(土・日曜日は定休日)
丹波篠山市について
兵庫県の中東部に位置する丹波篠山市は、歴史的な背景が豊かで、山々に囲まれた美しい盆地です。古くから西国から京都への交通の要所として栄え、町並みや祭礼には今も京都文化の影響が色濃く残っています。独自の気候風土で、特に「丹波篠山黒豆」などの農産物が有名で、四季折々の美味を楽しむことができます。
このように、丹波篠山市は「農都のめぐみ米」を通じて地域の特性を生かし、持続可能な農業や食育の重要性を感じる取り組みを進めています。