マリモ・アセットマネジメントの新しい取締役体制とその意義
2023年10月、マリモ・アセットマネジメント株式会社(本社:港区)は取締役会を開催し、新たに取締役を選任することを決定しました。この体制は、2025年3月31日に開催予定の臨時株主総会にて正式に承認を受ける予定です。新たに就任予定の取締役には、常勤の矢田強氏と非常勤の白畑敦則氏という経験豊富な2名が選ばれています。
新任取締役のプロフィール
矢田強氏
矢田氏は1989年に野村不動産株式会社に入社し、18年間にわたり住宅販売や企画、開発業務に携わってきました。資産運用部門に異動後、約1,000億円の収益不動産(オフィス・商業・物流)の開発業務を担当し、直近10年間は私募不動産ファンドに特化していました。彼のリーダーシップの下、野村不動産投資顧問の私募ファンド事業は大きな成長を遂げ、2023年3月末時点では30ファンド、AUM約2,400億円に達するなど、資産運用の収益源として重要な役割を果たしています。
白畑敦則氏
一方、白畑氏は株式会社ジェイ・ウィル・パートナーズを退職後、2016年に株式会社グリーンスピリットキャピタルを設立しました。マリモホールディングスのアドバイザーとしても活躍しており、今では株式会社マリモの取締役副社長として、グループ全体の業務を管理しています。両名の就任により、企業の戦略的な資産運用が強化されることが期待されています。
戦略的な資産運用の強化
マリモ・アセットマネジメントは、社が開発した物件を対象とする「マリモレジファンド1号」を2025年1月末に組成しました。この私募ファンドは、国内の機関投資家や事業会社を出資者とし、約100億円の総資産を持つファンドです。運用開始日は2025年1月31日とされており、アセットマネジメント業務を通じて実務経験を活かし、より一層の運営強化を目指します。
加えて、この新しい取締役体制を通じて、マリモ地方創生リート投資法人の運用で培ったノウハウや経験を活かし、私募ファンド事業のさらなる拡張を計画しています。
今後の展望
新たな取締役体制を整えたマリモ・アセットマネジメントは、上場リートと私募ファンドを合わせた運用資産総額(AUM)2,000億円を目指しており、今後も事業の成長が期待されています。私募ファンド事業の拡充とガバナンス体制の強化を通じて、マリモは安定した運用の実現を目指します。
マリモ・アセットマネジメントの更新された取締役体制は、今後の戦略の中で大きな役割を果たすことでしょう。これからの動向に注目です。
実際の物件概要としては、アルティザと名付けられた新築・築浅賃貸住宅を複数保有しており、各物件で高い資産価値が見込まれています。
【アルティザ物件概要】
- - アルティザ 西大井
- - ソノリテ アルティザ 自由が丘
- - アルティザ 上野毛
- - アルティザ 氷川台
- - アルティザ 葛西
- - アルティザ 新宿落合
- - ソノリテ アルティザ 淡路
- - アルティザ 西長堀
- - アルティザ 江坂
マリモ・アセットマネジメント株式会社は、今後も企業の成長と地域の発展に貢献していくことでしょう。