Yoshikuniの新ブランド
2021-09-13 17:34:04

歴史を現代に受け継ぐYoshikuniのポップなTシャツとは

歴史をポップに表現する「Yoshikuni」



装丁家としてのキャリアを持つ井上祥邦氏が新たに立ち上げたブランド「Yoshikuni」は、幼少期からの愛着ある「歴史」をポップな形で取り入れた洋服を展開しています。特に、彼のブランドは最近、真田幸村をテーマにしたTシャツを8月から販売し、その魅力を多くの人々に届けています。

真田幸村をモチーフにしたデザイン


井上氏の「Yoshikuni」はただのTシャツではありません。真田幸村をモデルにしたデザインは、独特の「タイポグラフィ」技法を使用しています。彼は幸村の生涯に関する文章を英訳し、それを特別な形で配置することで、一つのアート作品へと昇華させました。全体的なデザインには、甲冑をかぶった幸村の姿が浮かび上がり、視覚的な魅力を引き立てています。

このように歴史的なモチーフを現代のファッションに取り入れることで、井上氏は単なる洋服を超えた、アートとしての価値を持つ製品を提供しています。

希少な吊り編み機で編まれた生地


さらに、「Yoshikuni」のTシャツの魅力は、その生地にもあります。和歌山市の老舗工場は、全国でわずかしか稼働していない希少な吊り編み機を使用しています。この機械はゆっくりと糸を編むため、重厚感があり、柔らかい風合いがあります。特に、洗濯を重ねることで独特の風合いが増すのが特徴で、着れば着るほど味わいが増していきます。

吊り編み機は1900年代にスイスなどから輸入され、当時は多くの工場で使用されていましたが、現代では高速編み機が主流となり、今もなお稼働している工場は限られています。井上氏が生地の生産を依頼する際、和歌山のニット組合に相談し、老舗の工場を紹介してもらった結果、今へとつながっています。

医療従事者へのメッセージ


新型コロナウイルスの影響で、多くの人々が困難な状況に直面していますが、井上氏はこのTシャツを通じて、少しでも明るい気持ちを持ってもらいたいと考えています。医療従事者たちが苦しい状況の中で最前線で戦っている姿を想像し、彼らがその下にカラフルでおしゃれなTシャツを着ることで、気分を上げてくれることを期待しています。そのようなテーマは、歴史的な武将の意気込みと重なり、彼らへのエールにもなっています。

ブランドの今後の展開


「Yoshikuni」のTシャツは、オンラインショップやSNSを通じて販売されています。例えば、長袖の「タイプB」として展開されているTシャツ(ブルーとカラフル)は、各20,000円で購入可能です。ブランドのInstagramでは、そのストーリーや新作情報が公開されており、多くのファンに支持されています。

井上氏はアパレル業界における新参者ですが、そのデザインと生地に対する強い思いによって、多くの人々に愛されるブランドへと成長させていくことでしょう。今後の展開に期待が寄せられています。
オンラインショップはこちらから
Instagramも要チェック(@yoshikuni_tokyo)。

会社情報

会社名
yockdesign
住所
電話番号

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