博報堂こそだて家族研究所が対話型ワークショップを開始

博報堂こそだて家族研究所がリニューアル

2023年10月、株式会社博報堂が「博報堂こそだて家族研究所」をリニューアルし、親同士の対話を促す新しいワークショップ「こそだて対話」の提供を開始しました。この活動は、30年以上の間、こそだてに関する研究を続けてきた実績を持つ同研究所が、今の時代に即した新しい子育ての形を提案するものです。

リニューアルの背景

少子化が進む現代において、子育てを巡る選択肢が多様化している一方で、親たちが悩む機会も増えています。幸せな育児を実現するために何が最適なのかを見極めることが難しい時代に突入し、こそだて家族研究所はその悩みに対して寄り添う必要があると考えました。その結果、従来の調査活動に加え、様々な人が対話を交えながら共に考える共創型組織へと進化したのです。

新しいスローガン「かぞくの答えを、みんなで見つける。」を掲げ、仲間である親たちが共に考え、最高の育児を目指すサポートを行っていきます。

「こそだて対話」の内容

「こそだて対話」は、子育て中の親を対象にした対話型ワークショップで、参加者が自身の育った環境を回顧しながら新たな育児の選択肢について考え、親子が本当に目指す姿を探求することを重視しています。子育ての形には一つの正解はないという認識が広がる中、参加者が互いに意見を交わすことで、暗黙の前提を意識し、新たな視点を獲得することが期待されています。

このワークショップを通じて、育休中や育休明けの従業員が今後の育児方針を真剣に考える機会を持つことにより、企業や自治体の組織への帰属意識や満足度が向上することも狙いです。親たちが幸せな選択肢を見つける手助けをし、働きやすい職場環境の構築にも寄与することが目指されています。

未来に向けた思い

こそだて家族研究所では、企業や自治体、学校、さらには家族全体が協力し合い、子育てを支え合う社会の実現に向けて活動を進めています。親たちが抱える困難を軽減し、より良い育児環境を創造することを目指しており、その活動を通じて博報堂全体の生活者発想をさらに強化することを狙います。

また、博報堂の公式WEBマガジン『センタードット』においても、教育や子育てに関する有識者との対談を行い、新しい視点を広める予定です。2024年から全6回にわたるこの企画では、さまざまな育児の選択肢に対する自由な発想を大切にしながら、家族の幸せを追求していく姿勢を伝えていきます。