国際海事機関がアンモニア燃料船の安全基準を策定予定!

アンモニア燃料船に関する国際基準が制定へ



2023年12月2日から6日まで、英国ロンドンにて国際海事機関(IMO)の第109回海上安全委員会が開催されます。この会議では、アンモニアを燃料とする船舶の安全基準が審議される予定であり、世界中で進展するアンモニア燃料船の開発に大きな影響を及ぼすことが予想されます。

安全基準の承認に向けた議論


アンモニア燃料船の安全性を確保するため、国土交通省が主導する形で新たな安全基準が提案されました。これは、2022年のMSC 105で初めて提案され、その後の会議で具体的な安全対策についての検討が続いてきました。今次の会合では、この安全基準の規則案が取りまとめられ、承認に向けた重要な議論が行われます。

自動運航船の国際ルールの進展


さらに、今会合では自動運航船に関する国際ルールの策定についても議論が行われます。今年5月のMSC 108では、各章の具体的な要件についての検討が行われ、9月の会期間作業部会で「航行安全」などの一部が最終化されました。今次会合では、残りの章についてのさらなる検討が進められる予定です。

未来の海運業界に向けて


アンモニア燃料船の安全基準の策定は、国際的に重要な意味を持つ業界の変革を促進するものとして期待されています。環境に優しい燃料を利用した船舶の増加は、持続可能な海運業界の実現に繋がると考えられています。

会議での審議結果については、後日、国土交通省の公式ウェブサイトで発表される予定です。海上交通の安全性と持続可能性を両立させるための取り組みが引き続き注目されます。

この新しい基準が実現することで、アンモニア燃料船がますます普及し、未来の海運が一層安全で効率的になることを期待しています。国際海事機関のさらなる充実した取り組みが求められる中、今後も目が離せません。

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