角川新書から9月に登場する4作品の魅力を徹底解説!
株式会社KADOKAWAが9月10日(火)に発売する新刊4作品が話題です。これは企業、国家、学界などの現状を問い直し、変革の方向性を示唆する内容が魅力です。特に注目の作品を詳細にご紹介します。
潜入取材の全手法を公開する一冊
まずご紹介するのは、横田増生著『潜入取材、全手法 調査、記録、ファクトチェック、執筆に訴訟対策まで』です。この本では、著者が実際に行った潜入取材の技術が詳しく解説されています。ユニクロやアマゾン、さらにはトランプ信者の団体にまで潜入し、知られざる事実を掘り起こしてきた著者が、その証拠集めの方法から執筆、インタビュー方法、ファクトチェック、さらには訴訟対策まで、すべての技法を伝授するものです。
著者の横田氏は、関西学院大学を卒業後、物流業界での記者経験を経てフリーランスジャーナリストとして活躍中。過去の著作には、ユニクロへの潜入ルポやアマゾンの内部に迫った作品などがあり、数々の受賞歴もあります。
反戦文学の傑作、待望の新訳
次に紹介するのは、ダルトン・トランボの名作『〔新訳〕 ジョニーは戦場へ行った』です。この作品は、戦場で四肢と感覚を奪われた青年が絶望の中で見出す光を描いています。第二次世界大戦、朝鮮戦争、ベトナム戦争などの歴史的背景を知る上で重要な作品であり、無名兵士の視点からアメリカ史の暗部を告発しています。訳者は波多野理彩子で、彼女の表現によって新たに息を吹き込まれたこの作品は必読です。
日本文化の新たな潮流、ジャパニーズウイスキー
さらに、『ジャパニーズウイスキー入門 現場から見た熱狂の舞台裏』も見逃せません。ウイスキーが日本でどのように盛り上がり、今後の課題が何かを探るこの本では、注目のクラフト蒸留所の経営者兼ブレンダーが、ウイスキー製造の歴史から最新情報まで、現場目線で徹底レポートしています。ウイスキーの魅力を伝えつつ、ブームを一過性のものにしないための視点も提供してくれます。
基礎研究の重要性を語る
最後に紹介するのは、大隅良典と永田和宏の共著『基礎研究者 真理を探究する生き方』です。科学立国としての日本の現状を考察し、科学が社会にどのように貢献しているのかを縦横無尽に語ります。失敗から得られる教訓や、現代社会で生き抜くためのヒントが満載のこの一冊も見逃せません。
結論
9月の角川新書から登場するこれらの作品は、それぞれ異なる視点から社会を問い直します。企業の内情、戦争の実態、文化の昇華、科学の意義といったテーマが豊かに描かれており、新たな知識と感動をもたらしてくれるでしょう。
ぜひ、この機会に書店で手に取ってみてください!