新TDIカメラ登場
2025-01-15 13:30:30

千葉のエーディーエステックが新TDIラインスキャンカメラを発表

株式会社エーディーエステック、超高速TDIラインスキャンカメラ『Linea HS2』の販売開始



千葉県船橋市に本社を置く株式会社エーディーエステックが、この度最新のTDIラインスキャンカメラ「Linea HS2」の販売を開始しました。このカメラは、特に業界内で最速クラスの性能を誇り、最大ラインレートは1MHz、解像度は16kに達します。こうしたスペックの背景には、Teledyne DALSA社が長年に渡って培ったTDIラインスキャン技術が活かされています。

Linea HS2の特長



新しいLinea HS2は、128Gbit/secの高いデータスループットを提供し、超高速でかつ高解像度のラインスキャンを実現します。16kの解像度は5μmのピクセルサイズに最適化されており、光量が不足する環境でも高感度で撮影できるように設計されています。これは、裏面照射型(BSI)TDI CMOSセンサによるもので、撮影対象の明るさに左右されずにしっかりとした画像を記録することが可能です。

BSIセンサーのメリット



BSIセンサーは、従来のセンサーと異なり、入射する光をより効率的に集めることができる構造をしています。これにより、従来型センサーでは反射されて減衰してしまう光が、最適化された経路を通ってしっかりと受光面に届くため、ノイズが少なく、明るい画像を得られます。実際のテストでも、BSIセンサーは全体的に感度が向上しており、特に近紫外領域での性能向上が顕著です。

データ転送と処理の進化



Linea HS2は、Teledyne DALSAのXtium2-CLHSシリーズに接続できる仕様となっています。この画像ボードは次世代のCLHSテクノロジーを活用し、アクティブ光ケーブルを介して1秒間に16ギガピクセルのデータ伝送を行います。また、最大で12台のPCで並列データ処理が可能という特長も持っています。これにより、検査作業がよりスピーディーになり、業務の効率化が図れます。

アップグレードの容易さ



Linea HS2は、既存のLinea HSシリーズからスムーズなアップグレードが実現可能です。同じピクセルサイズや光学系を使用しつつ、撮像スピードが約2.5倍に改善されており、検査タクトタイムの大幅な短縮にも貢献します。また、オプションとして提供される液体冷却アクセサリにより、長時間の運用でも動作時の熱安全性が確保されています。

持続可能な企業理念



株式会社エーディーエステックは、設立以来(2002年4月1日)、画像関連機器の輸入・販売およびエンジニアリングと遺伝子関連機器の開発・製造を手掛けてきました。顧客本位主義を徹底し、時代の流れにあった製品を提供し続けることを企業理念とし、常にお客様のニーズに応える姿勢を崩していません。

今後は、さらなる高品質な画像機器の提供を進めていくとともに、デモ機での評価や見積もりを希望される方には随時対応する体制を強化していきます。また、Teledyne DALSAについても、同社はデジタルイメージングとコンポーネントの分野でトップクラスのメーカーとして、世界中の検査システムに幅広く使われていることを紹介し、バイタルな市場での信頼性を示します。

誰でもが魅力を感じる最新技術で、画像検査の未来を変えるここに、ぜひ注目していきたいところです。


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会社情報

会社名
株式会社エーディーエステック
住所
千葉県船橋市印内町568-1-1
電話番号
047-495-9070

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