自律成長を促す新育成プログラム「CYCLE」が始動
OJTに依存しない新たなアプローチ
近年、企業の新入社員育成において、OJT(On-the-Job Training)依存からの脱却が求められています。株式会社シェイクと株式会社コードタクトが共同で開発した育成プログラム「CYCLE」は、特にZ世代の新入社員に焦点を当て、自律的な成長を支援します。
このプログラムは、同期間の学び合いを通じて経験を共有し、AIを活用した分析によって反省を促進することを目的としています。これにより、新入社員は「一緒に働きたいと思われる人材」としての自らの姿を意識し、そのための「セルフプロデュース力」を磨くことができます。
新入社員の特性と課題
最近の調査によると、2000年代以降に生まれたZ世代の新入社員は、自己成長を最も重視する傾向があります。この世代は多様な価値観を持ち、自分らしさを大切にしますが、それが時に配属希望の不満や適切な教育に対する誤解を引き起こす原因にもなっています。また、OJTトレーナー側も価値観のギャップに苦しみ、ハラスメントの恐怖から厳しいフィードバックが行いづらいという課題があります。
新育成プログラム「CYCLE」の概要
この背景をふまえ、シェイクは新たな育成プログラムを設計しました。「CYCLE」プログラムの主な特徴は以下の3つです。
1.
セルフプロデュース力の向上:
新入社員は、自分を育ててもらうのではなく、自ら関係性を構築し、信頼を得るための姿勢(コーチャビリティ)を養います。スキルだけでなく、その人と一緒に働くメリットを理解し、行動に移す力を強化します。
2.
持論化のための学び合い:
単なる知識の習得から脱し、自分の経験を他者と共有することで、新たな学びを得る機会を設けます。自ら設定した目標と行動をもとに、実践し振り返ることが重要です。
3.
「チームタクト」を活用した振り返り活動:
プログラムでは特に「G-POP」と呼ばれる振り返りの手法を用い、経験を体系的に分析します。これにより、新入社員は成功体験を再現し、失敗からさらに学びを得ることが可能となります。
プログラムの流れ
プログラムは導入研修から始まり、配属後は定期的な振り返りを行います。1ヶ月目には職場のマナーや関係構築を学び、2ヶ月目からは実際の業務に対する取り組み方を確認します。段階的な実践により、持論を構築するための場を提供します。
まとめ
「CYCLE」プログラムは、Z世代の特性に合った新しい育成方針を持ち、ハラスメントへの恐れと自律的な成長を両立させる実践的な解決策を提案します。このプログラムを通じて、新入社員が自立しながら成長する社会を築く手助けとなることでしょう。企業は、個々の新入社員の成長をサポートし、より良い職場環境の創出を目指すことが求められます。