金融教育の未来を担う！第3回FESコンテストの注目ポイントとは

第3回FESコンテスト Supported by ゆうちょ銀行

2025年11月29日、東京お台場の日本科学未来館で行われる「第3回FESコンテスト Supported by ゆうちょ銀行」の表彰式が迫っています。このイベントには、全国から選ばれたファイナリスト10組が集結し、金融教育というテーマを基にした独自の作品をプレゼンテーションします。

本コンテストは、「人生の選択肢を増やす金融教育」を理念にしており、学生主体の金融教育イベントとして2023年からスタートしました。中高生が制作する1分間の金融教育ショート動画が肝となり、大学生が企画や運営を行い、さらには小学生が審査を手掛けるという学習循環型モデルを採用しています。このモデルを通じて、異なる世代間の知識共有を促進し、金融への理解を深めることを目的としています。

今年の応募作品には、家計管理、税制、キャッシュレス決済、投資、保険といった基本的なテーマに加え、最近の社会問題である闇バイトや金融犯罪リスクについての作品も含まれています。特に若者の視点や表現力が色濃く反映された作品は、金融教育に対する多様なアプローチを示しており、非常に興味深いものばかりです。

また、今年度から文部科学省の後援が加わり、サポート体制も強化されました。さらには、大学生運営委員会が主体となって行ったクラウドファンディングの成果によって、ライブ配信が実現しました。このことで、視聴者や参加者はより多くの方法でイベントにアクセスし、興味を持つことが可能になりました。

小学生を審査員とする制度や、会場での投票によるオーディエンス賞の導入も見逃せません。これにより、世代や地域を越えた参加型のコンテストとして成長し、より広い範囲での金融教育の普及を目指しています。

表彰式では、金融教育推進機構（J-FLEC）の理事長である安藤聡氏が来賓として出席し、金融教育の重要性についての見解を述べる予定です。また、審査員には、金融教育の専門家や大学の教授が名を連ねており、多角的な視点からの評価が行われることになります。