INESTが挑む従業員持株会奨励金の改革
INEST株式会社は、従業員の資産形成を支援し、経営への参加意識を高めることを目的に、従業員持株会の奨励金付与率を2025年8月から9月の2ヶ月間にわたり、20%から50%へと引き上げることを決定しました。この発表は、経営と社員の絆を深める新たな試みであり、製品やサービス以上に従業員の成長が企業の成長にとって不可欠であることを示しています。
従業員持株会奨励金の変化
これまで正社員と契約社員は20%、アルバイトは10%だった奨励金が、それぞれ50%、40%に引き上げられます。これにより、従業員は自身の資産形成をより効果的に行うことができるようになります。この決定後、従業員持株会の加入率は17.5%も向上し、ポジティブな反応が広がっています。「持株会に加入したい」という声が多く聞かれ、意識の変化が訪れています。
中期経営計画と奨励金の関連
INESTは、2025年6月26日に発表した「INESTグループ中期経営計画(FY24~FY28)」に基づき、時価総額300億円の達成を目指しています。この目標を実現するには、全従業員が経営に関与し、持続可能な成長を支える基盤を形成することが不可欠とされています。奨励金の増額は、この経営方針の一環であり、企業価値の最大化に向けた一歩と言えるでしょう。
経営者の思い
INESTの代表取締役社長、小泉まり氏は「経営の現場では、数字や指標だけでは図ることができない人間の変化に焦点を当てています」と語ります。彼女は「本当に頑張った人が評価される環境を作ることが重要だ」と考えており、それが今回の奨励金引き上げにつながったと述べています。企業が人を育て、人が企業を育てるという循環を生み出すため、彼女自身も積極的に挑戦し続けています。
社員の成長を支える仕組みの進化
INESTは今回の奨励金制度を「単なる評価やインセンティブに留まらない」と説明し、社員の自己投資や未来づくりに対する企業の意思表示として位置付けています。制度を通じて、社員のそばに寄り添い、幸せを実現するための資産形成のきっかけとなることを期待しています。
今後もINESTは、キャリア支援や学びの場づくり、柔軟な働き方など、人に対する投資を怠ることなく、社員や組織の成長を促していく予定です。企業が未来を共に創出できる組織を実現し、最終的には地域社会にも貢献する力を持つと信じています。
会社概要
- - 会社名: INEST株式会社(INEST,inc.)
- - 代表取締役社長: 小泉まり
- - 所在地: 東京都豊島区東池袋一丁目25番9号 タカセビル別館8F
- - 設立年月: 2022年10月
- - 会社URL: INEST株式会社