大竹伸朗展
2022-08-25 12:14:23
大竹伸朗展:東京国立近代美術館での待望の大回顧展が開催
2022年11月、東京国立近代美術館にて、現代アートの巨匠・大竹伸朗による大規模な回顧展が開催されます。これは、過去16年間に渡る彼の作品を一堂に集めたもので、約500点にのぼる多彩な作品が展示される予定です。この展示は、1982年に行われた彼の初個展から40周年を記念したもので、見る者にその創作活動の半世紀を振り返らせる機会を提供します。
展覧会の概要
大竹伸朗は、さまざまなメディアを駆使して創作を続けているアーティストです。絵画や彫刻、映像、音、エッセイなど、彼の作風は多岐にわたります。本展では、「自/他」「記憶」「時間」「移行」「夢/網膜」「層」「音」という7つのテーマによって構成された展示が行われ、作品が観客に強いメッセージを伝えます。
7つのテーマ
本展の見どころの一つは、各テーマに基づく作品群です。例えば、「自/他」では、大竹の自己像や彼に影響を与えた人物が一堂に展示され、観客は彼の芸術観を深く理解することができます。「記憶」セクションでは、日常の中の忘却から彼が作品を通じて記憶を再構築する手法が見ることができます。
「時間」では、彼が捉える時間の特性と、それによる作品の変化を体感することができ、また「移行」のテーマでは、彼が日本各地から集めた素材が生かされています。さらに「夢/網膜」セクションでは、ポラロイド写真から得られる夢のようなイメージと、それに重なる樹脂の質感が独特の世界観を生み出します。
「層」では、さまざまな印刷物や素材のコラージュによって構成された作品が、多層的な表現をしています。そして、最後に「音」では、彼が早くから実験し続けた音の要素が、多様な形で表現されています。
大竹伸朗の新作
この展覧会では、2022年に制作された最新作《残景 0》も初めて紹介されます。これは、彼の創作過程のドキュメンタリー映像が同時に上映され、さらに作品の理解を深める手助けとなります。大竹のライフワークであるスクラップブックも全71冊が公開され、その豊かな創造性を示しています。
展覧会開催の背景
東京国立近代美術館は今年、開館70周年を迎え、特別な意味を持つ展覧会となります。また、この展示では、大竹のこれまでの活動と成果が見事に集約され、観覧者にとって忘れられない体験を提供するでしょう。
この貴重な機会に、現代アートの脅威とも言える大竹伸朗の世界に足を運び、新たなインスピレーションを得てはいかがでしょうか。展覧会は2023年2月5日まで開催される予定です。
会社情報
- 会社名
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「大竹伸朗展」広報事務局
- 住所
- 東京都渋谷区桜丘町9-8KN渋谷3ビル4F
- 電話番号
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