京都の花街に佇む新たなプライベートサウナ「sayoka」誕生

5月25日、京都の花街である上京区に新たなサウナ施設「sayoka」がグランドオープンしました。この施設は、京都市に指定された個別京町家を再生し、古き良き町並みとサウナ文化が融合した特別な空間を提供します。京都の伝統を大切にしながら、現代のライフスタイルに合った施設として生まれ変わりました。

「sayoka」は、山下組が手がけたプロジェクトで、老舗企業としての使命感から始まりました。近年、空き家となってしまった京町家が増える中、これらの伝統的な建物を次世代に繋げることが求められており、それに応える形でこの新施設が誕生しました。

サウナと京町家の新しいスタイル

「sayoka」のコンセプトは、「サウナで最高の余暇を楽しむこと」です。特にコロナ禍を経て、人々の時間の使い方が見直される中で、サウナという場所が人と人を繋げる大切なハブになることを目指しています。施設は一棟貸し切りのプライベート空間で、最大5名まで利用できるため、親しい友人や家族とゆったりとした時間を過ごすことができます。

特徴的な施設設計

「sayoka」の最大の特徴は、その独自の設計です。まず、贅沢な「寝サウナ」を導入し、訪れる人がリラックスしながら会話を楽しめるよう配慮されています。寝転ぶことができるオリジナルサウナで、特製の「ほうじ茶ロウリュ」が楽しめることも魅力の一つです。

さらに、専用の外気浴スペースでは、京都の伝統工芸である京銘竹を使用した「やたら編み」の設計が施されており、心地良い風を感じながら特別なリフレッシュ体験ができます。職人が一つ一つ丁寧に制作した空間で、自然との調和を感じながら、真の安らぎを提供します。