立教大学でのキャリア支援講座が学生に与えた影響とは
2025年12月9日、株式会社マイナビが運営する『マイナビSTART』が、立教大学の1・2年生を対象に初めてのキャリア支援講座を実施しました。このイベントには36名の学生が参加し、楽しくキャリアについて考える場が設けられました。
楽しさを重視したキャリア形成
『マイナビSTART』では、大学生低学年の段階からキャリア形成に対する意識を高めるための活動に力を入れています。特に注目されるのは、学生の約6割が自分の就きたい仕事やキャリアの方向性が決まっていないという調査結果です。また、自身の特技や強みがわからないと感じる学生も多く、キャリア形成に取り組む必要性が高まっています。彼らが楽しくキャリアに向き合えるように企画されたのが、今回の『CAREER TOYS(キャリアトイズ)』です。
イベントの構成と内容
開催されたプログラムは、自己分析や自己理解を深める内容で構成されていました。参加者は、まず自分の「好き」を洗い出すことから始まり、個人ワークを通じて自分の内面に向き合いました。次に、色を使ったオリジナルフラッグを作成する活動で、思考する要因を視覚化し、自身の個性を認識する工程が続きました。
最後には、グループでそれぞれのフラッグを見せ合い、「好き」の核心を言語化するワークを行いました。これにより、自分自身の考えを整理し、他者との交流を深めることができました。
参加者のリアルな声
参加した学生たちは、今回の体験を通じて多くの気づきを得たと口を揃えました。ある学生は、「自分の好きなものに偏りがあることに気づき、それを他者と共有することで新たな発見があった」と述べ、本活動が自己理解に繋がったことを実感したと語りました。また、別の学生は「イラストを描くことが好きだと思っていたが、実は物事を見て解釈するプロセスに魅力を感じていた」と振り返り、自分自身の興味を再確認しました。
今後の展望と意義
『マイナビSTART』の関係者は、参加者の熱心な姿勢や他者の意見への驚きが印象的であったと述べています。自分と向き合い、他者の価値観に触れることが、キャリア形成の大切な要素であると認識しており、今後も多くの学生が「自分の未来」を考えるきっかけを提供し続ける方針です。
このような取り組みを通じて、学生たちが自らキャリアを切り開く力を養い、充実した大学生活を送れるよう支援していくことが求められています。今後も、多くの学生にとって有意義な体験となるよう、様々なイベントが企画されていくことでしょう。