AGEST Testing Lab.が電気通信大学と共同でFOSE2024貢献賞を受賞
株式会社AGESTが運営するソフトウェアテスト専門の研究所『AGEST Testing Lab.』が、電気通信大学との共同研究によってFOSE2024で貢献賞を受けました。この受賞は、AIやアジャイル、セキュリティに関する研究成果が高く評価された結果です。特に、鳥越湧真さんの「画像認識モデルに対する系統的故障の適応的自動検出手法AdaSniperの提案」が優れた発表と認められました。
受賞内容の詳細
受賞論文は、電気通信大学の様々な研究者とAGESTの技術責任者たちの協力のもと、ソフトウェアの品質と安全性向上を目指して開発されました。FOSE2024では、117件のフルペーパーが投稿され、その中から7編が高い評価を受けました。最終的に最も優れた一編が選出され、鳥越さんの発表がその栄冠を手にしたのです。
研究成果の意義
AGEST Testing Lab.はこの研究を通じて、AI技術を活用してソフトウェアテストのプロセスを革新しています。AIシステムの品質向上は、テスト技術やツールの進化にも寄与しています。特に、「TFACT」という独自のテスト管理ツールにおいては、実際の業務に役立つ知見と技術開発が実現されており、顧客の製品品質向上にも貢献しています。
今後の展望と研究方向
AGESTの高木陽平上席常務執行役員は、「AI技術の進化に伴って、研究と実践の相互作用を強化し、ソフトウェアテストの進化を支えていく」と述べています。今後も、前衛的な研究を通じて得られる知見をテストツールや管理技術に生かし、高度デジタル社会の発展に寄与する姿勢を維持していく方針です。
FOSEとは
FOSEは、日本ソフトウェア科学会が主催するワークショップで、ソフトウェア工程に関する基礎研究の場として知られています。今年開催されたFOSE2024には114名が参加し、活発な議論が交わされました。AGESTは、こうした研究活動を通じて、テスト技術の発展やソフトウェアの品質向上に寄与することを目指しています。
最後に
AGEST Testing Lab.の取り組みは、現在進行中のデジタルトランスフォーメーション(DX)の重要な一環として、業界からの期待も高まっています。今後もこの分野での革新と成果の発表に目が離せません。詳細についてはAGESTの公式サイトやTFACTのサービスサイトをチェックしてみてください。