石川智健『エレガンス』
2025-07-25 08:18:06

感動と興奮を呼ぶ石川智健の最新作『エレガンス』の魅力

石川智健の最新長編『エレガンス』、全国書店員も絶賛



2025年7月28日、河出書房新社から石川智健の待望の新作『エレガンス』が刊行されます。この作品は、著者が「作家生命のすべてを懸けた」と語るほどの情熱が込められており、戦時中の東京を舞台にしたミステリーとして、多くの注目を集めています。

舞台設定とストーリーの概要



物語は、第二次世界大戦末期の1945年1月から始まります。当時、東京では激しい空襲が続き、それに伴い多くの人々が命を失う厳しい状況が展開されています。本作の2人の主人公は、警視庁に所属する写真家・石川光陽と、鑑識捜査の第一人者である吉川澄一。彼らが直面するのは、洋装女性が次々と不審死を遂げる事件、通称「釣鐘草の衝動」です。これらの女性たちの自殺や他殺の真相を追う中で、物語は緊張感に包まれ、読者を惹きつけていきます。

光陽は当時の空襲を撮影する任務を担い、吉川は彼と共に再捜査に乗り出します。彼らの捜査は、簡単には解決しない複雑な様相を呈し、同時に登場人物たちの人間性や思いが描かれます。自殺と他殺の境界線について議論が交わされ、読者は犯罪捜査の重要さについて深く考えさせられることでしょう。

厳しい時代背景と強い女性たち



物語には、戦時下でも美しくあろうとする女性たちが描かれています。光陽と吉川が捜査を進める中で、強い意志を持つ女性の協力者が現れ、彼らは共に事件の真相に迫ります。彼女たちの姿は、戦争の混乱の中でも自分を失わないことへの希望の象徴となっており、物語を通して伝わる人間の強さと美しさは感動を呼びます。特に、光陽と吉川の台詞からは、捜査の意義や真実を追究する姿勢が光ります。

書店員たちの絶賛の声



本作の発表に際して、全国の書店員たちからも多くの称賛の声が寄せられています。一部の書店員は「驚きの専門的手法で、アプローチしていく様子が、とにかくすごい!」と評価し、他の書店員は「読後、何日もこの作品が身体に残り続けました」と感想を述べるなど、いち早くこの作品の魅力を感じ取っています。

書誌情報



『エレガンス』は、四六判で360頁のボリュームを持ち、定価は税込で2,178円。装丁や装画も特筆すべきもので、鈴木久美とQ-TAの手による芸術的なデザインが施されています。さらに、本書に収められた約4ヶ月の壮絶な物語は、戦争の影響を受けながらも人間らしさを保とうとする人々の姿を描き、ますますの関心を引きつけること間違いなしです。

この新作を手に取った読者は、ただのミステリー小説にとどまらず、深い人間ドラマや歴史的背景を味わうことができるでしょう。さあ、時を越えて繰り広げられる物語の扉を開いてみてはいかがでしょうか。


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会社情報

会社名
河出書房新社
住所
東京都新宿区東五軒町2-13
電話番号
03-3404-1201

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