『俺たちの昭和後期』の魅力と内容
2025年4月9日、株式会社ワニブックスから新たなエンタメ新書『俺たちの昭和後期』が発売されます。この書籍の著者、北村明広氏は、人気雑誌『昭和40年男』の創刊編集長として多くのファンを持ち、昭和の魅力を深く掘り下げることに定評があります。本書では、1971年の大阪万博から1989年の昭和64年までの、まさに熱い昭和後期の文化と潮流を探求します。
昭和後期を新たな視点で再考
『俺たちの昭和後期』は、単なる昭和懐古本とは一線を画しています。北村氏が描くのは、同時代を生きた世代が共鳴できる「熱源」を掘り起こすこと。なぜ「力石徹と矢吹丈」の対決が記憶に残るのか、また「ザ・ドリフターズ」の中での荒井注と志村けんの役割がどのような意味を持つのか。このような事例を通じて、昭和後期が持つ文化的な背景を深く掘り下げ、読者に新たな発見を与えます。
書籍の構成
本書は以下の章で構成されており、それぞれが昭和後期の特徴を鮮やかに描写しています。
・第1章: 昭和後期が始まった
・第2章: なぜ俺たちは熱いのか?
・第3章: 男は男らしく生きよ
・第4章: ブラウン管が昭和後期の主役
・第5章: エロエロ狂想曲
・第6章: おもちゃでスクスク大きくなった
・第7章: 歌は流れるあなたの胸に
・第8章: エンジンの音と鼓動で育った俺たち
・第9章: 昭和55年に入ったスイッチ
・第10章: バブルに踊れ ダンシン ダンシン
・第11章: 昭和は続くよいつまでも
それぞれの章では、懐かしさと共に、未来に繋がるような「元気」と「夢」を灯すための考察が展開されています。著者の北村氏は、当時を生きた世代とともに、その熱い思いを共有しているのです。
著者プロフィール
北村明広氏は1965年生まれ、東京都荒川区で育ちました。彼の経歴は多岐にわたり、ミュージシャン、広告代理店勤務を経て、1991年に独立。以降、バイク雑誌をはじめとしたメディアの編集長として活躍中です。「昭和40年男」を立ち上げ、2023年の最新号まで携わった北村氏は、現在『昭和100年祭』と呼ばれるプロジェクトを主宰し、昭和に関する文化を未来に繋げる活動を行っています。
昭和を語り継ぐ目的
本書を通して伝えたいメッセージは、昭和の経験と豊かな文化を未来に伝えていく重要性です。「昭和100年祭」の理念は、昭和にあった情緒を反映させた文化創造にあります。2025年という節目を迎え、日本独自の文化を再認識し、継承することで、読者に希望やエネルギーを与えることを目指しています。
書籍情報
- - 著者: 北村明広
- - 出版元: ワニブックスPLUS新書
- - 発売日: 2025年4月9日
- - 価格: 1,210円(税込)
- - ISBN: 978-4-8470-6715
昭和の熱を再確認し、未来へと繋ぐこの書籍をぜひ手に取ってみてください。そして、共に昭和の情熱を感じながら、新たな明日を切り拓いていきましょう。