紅葉八幡宮のメタバース
2024-04-01 09:00:02
福岡市紅葉八幡宮が障がい者と共に創るメタバース体験
福岡市・紅葉八幡宮が挑む新たなメタバース体験
福岡市早良区に位置する宗教法人紅葉八幡宮が、障がい者支援を行う合同会社HLサポートと手を組み、メタバース(仮想空間)の制作に取り組んでいることが明らかになりました。このプロジェクトは、障がい者の社会参加を促進し、日本文化を広く発信することを目指しています。
美しい神社を仮想空間で探訪
このメタバースは、実際の紅葉八幡宮の社殿をリアルに再現し、専用アプリを通じて体験できる構成になっています。ユーザーは、神社内を自由に散策しながら歴史や由緒について学ぶことができ、豆知識カードを収集する楽しみもあります。さらに、参拝や祈願ができるほか、ミニゲームなどのアクティビティも用意されており、他のプレイヤーとのコミュニケーションも楽しむことができます。
障がい者支援の重要性
日本における障がい者の割合は近年約8%に達しており、社会資源を増やす必要があると言われています。紅葉八幡宮の取り組みは、メタバース制作への参加を通じて、障がい者が自己実現や社会貢献を果たす場を提供しています。このプロジェクトが実現することで、障がい者の自立を支援し、経済的側面でもの成果が期待されます。
社会的孤立の解消を目指して
また、報告によると、日本において社会的孤立状態の人は約1600万人いるとされています。このメタバース体験は、引きこもりや長期的な寝たきりといった方々に対しても神社の魅力を届け、社会的孤立を解消する手段ともなります。具体的には、視覚的に神社を体験できることで、外出が難しい人々が新たな文化体験の場を得られるのです。
日本文化の国際的な発信
最近のインバウンドの増加にともない、2023年には日本を訪れる外国人観光客が約2506万人に達しました。今後も円安の影響により、さらに多くの訪問者が予想されます。この機会に、メタバースを通じて紅葉八幡宮の神社文化を海外に発信し、日本文化に対する理解と興味を深めてもらうことが目指されています。
紅葉八幡宮の宮司、平山氏はこの取り組みについて「障がい者の方々にも社会参加の場を提供し、同時に日本文化を世界に向けて発信したい」と述べています。この新たな挑戦が、神社文化の普及や障がい者の社会参加、さらには国際交流にも貢献することが期待されています。私たちもこの活動に注目し、ぜひとも応援したいものです。
会社情報
- 会社名
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合同会社HLサポート
- 住所
- 福岡県福岡市中央区天神3-7-3タワーズ天神ビル 5F
- 電話番号
-
092-771-5688