アメリカンフットボール 日本選手権セミファイナル展望
日本のアメリカンフットボールリーグ・Xリーグで、注目のプレーオフ「ライスボウルトーナメント」が11月23日に開幕し、4強が出揃いました。日本選手権ライスボウルで3連覇中の富士通フロンティアーズ、過去連続出場のパナソニック インパルス、2020年の王者オービックシーガルズ、そして24年ぶりの日本一を目指すSEKISUIチャレンジャーズが競り合います。
セミファイナルは12月14日・15日に開催される予定で、各チームが東京ドームで行われるライスボウル出場権を争います。まずは14日に大阪市のヤンマースタジアム長居で、パナソニックインパルスとオービックシーガルズが15:00にキックオフ。続いて15日には川崎市のUvanceとどろきスタジアムで、富士通フロンティアーズとSEKISUIチャレンジャーズが同時刻に対決します。
1. パナソニック インパルス vs オービックシーガルズ
この試合は、両チームの強力なディフェンスが勝負を決める鍵となるでしょう。パナソニックは、今シーズン全勝を達成し、RB立川玄明を支えるランオフェンスが好調です。エースQB荒木優也のパスも安定しており、特に要所で決める能力があります。
対するオービックは、QBタイラー・クルカが中心となり、WR渡邊ジャマールとのコンビネーションが光ります。レギュラーシーズンではTDパスキャッチ数がリーグ最多の8を誇り、オフェンスだけでなく、高いディフェンス力でのターンオーバーも期待できるチームです。アグレッシブなプレースタイルで、試合が激しいものになることが予想されます。
2. 富士通フロンティアーズ vs SEKISUIチャレンジャーズ
富士通フロンティアーズは、過去2年間連続でリーグMVPに選出されたRBトラショーン・ニクソンを筆頭に、パス攻撃も多彩です。特にクオーターバック高木翼や、若手レシーバー陣の成長が著しいです。失点も少なく、平均をわずか8.2点に抑えています。
一方、SEKISUIチャレンジャーズは新たなスタートを切り、急成長を遂げています。QBギャレット・サフロンが強力なレシーバー陣にパスを投げ込み、地上戦では新加入のRB遠藤集がパワフルな突破を果たしています。この試合ではアグレッシブなディフェンスも魅力で、特にDBトレヴァーン・クレイグの活躍に期待が寄せられています。
今後の展望
少しずつライスボウルが近づいてきており、各チームの戦力を比較した上で、どのような戦略が取られるのか非常に楽しみです。両日とも見所満載の試合が展開されることでしょう。チケット情報や配信サービスも整っているので、ぜひ試合を楽しんでください。観客も自由に入場可能で、気軽にアメリカンフットボールの魅力を堪能できます。未来のスター選手たちに目を向け、熱戦の行方に注目しましょう!