和歌山で空き家再生を目指す「二地域居住プロジェクト」が始動

和歌山で進化する空き家再生のプロジェクト

和歌山県和歌山市の株式会社和みは、「二地域居住先導的プロジェクト実装事業」に向けた協定を結び、地域活性化に力を入れています。このプロジェクトは、国土交通省によって採択されたもので、和歌山電鉄貴志川線沿線の空き家を活用し、宿泊施設やコワーキングスペースに生まれ変わらせるというものです。4つの施設運営を行っている株式会社和みは、地域資源を最大限に活かし、特に観光客の滞在時間を延ばすことを目指しています。

空き家再生の背景

和歌山県は、日本の中でも空き家率が非常に高く、全国ワースト2位となっています。この問題を解決するために、和みは空き家再生に取り組んでおり、令和7年2月3日には和歌山市から空家等管理活用支援法人の指定も受けました。これにより、官民連携を通じて空き家の活用が進んでいます。

二地域居住プロジェクトの目的

「二地域居住等促進空家活用和歌山モデル事業コンソーシアム」を結成し、5月6日にキックオフミーティングを実施しました。本プロジェクトでは、CTK法による不動産ファンドを活用し、地元の空き家を再生して、地域の担い手不足や宿泊施設不足を解消することを目指します。観光客の関係人口との接点を確立し、地域への定住へとつなげていく方針です。

豊かな地域資源と課題

和歌山電鉄貴志川線沿線エリアは、多様な交通手段があり、アクセスの良さも自慢です。また、1,000年以上の歴史を有する神社や、高品質な農産物、地域特産物など豊富な地域資源が存在しています。ただ、その一方で観光客の滞在時間は短く、地域経済への貢献が十分ではないことや、過疎化、高齢化といった問題も抱えています。

今後の取り組み

株式会社和みは、二地域居住者向けの滞在施設の整備やFTKファンドの組成または地域住民との連携を通じて持続可能な地域づくりを推進していく予定です。また、7月12日にはセミナーを開催し、地域の魅力をさらに広める活動を行います。

セミナー情報

- 日時：2025年7月12日（土）13:30～16:00
- 場所：フォルテ3階多目的ホール（和歌山県和歌山市本町2丁目1番地）
- 参加費：無料
- 主催：二地域居住推進等空家再生和歌山モデル事業検討会

※申込は公式サイトから可能です。

和みの理念とビジョン

株式会社和みは、和歌山に根ざした企業として、「不動産の活用から地域活性化を」を理念とし、地域の再評価と発信を目指します。令和元年に設立されたこの会社は、地域に貢献し、持続可能な発展を重視した活動をこれからも推進していきます。

【お問い合わせ先】
株式会社和み担当：永田
電話番号：073-488-1321
メールアドレス：[email protected]
ウェブサイト：www.nagomi-rea.co.jp
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