日本におけるチーズ消費実態調査の結果
最近行われた「チーズ購買行動調査」で、日本のチーズに関する消費実態が明らかになりました。この調査は、株式会社ニューストリームが20代から60代以上の男女3,032名を対象に実施し、さらに月に1回以上チーズを購入した1,147名を調査の対象としました。調査結果は、チーズがかつての「特別感」から「日常食」として定着しつつあることを示しています。
調査の背景
チーズはこれまで特別なときにしか食べられなかった食材でしたが、近年ではコンビニエンスストアや量販店でも簡単に手に入るため、消費が増加しています。農林水産省のデータによると、2024年度にはチーズの国内消費量が増加することが予測されています。しかし、消費者がどのようにチーズを選び、購入するかについての詳細なデータが不足しているため、本調査では、「購入頻度」「チーズの種類」「シーン別ブランド想起」の3つを軸にして実態を調査しました。
調査結果の概要
1. 購入頻度
調査結果によると、月に1回以上チーズを購入する人は52.6%、そしてその中で週1回以上購入しているヘビー購入者は19.3%と、実に5人に1人が定期的にチーズを手にしていることが分かりました。一方、過去1年間にチーズを購入しなかった層も26.8%存在し、消費者の間に二極化が見られました。
2. 家庭に常備されるチーズの種類
チーズ購入経験者に直近1ヶ月に家庭にあったチーズの種類を尋ねたところ、1位は54.8%の「スライスチーズ」、2位には48.0%の「ピザ用とろけるチーズ」が続き、調理に重宝されるチーズが上位を占めました。さらに、38.1%の「ベビーチーズ」と37.4%の「6Pチーズ」など、個食用やスナック型のチーズも人気があり、家庭でのチーズの多様性がうかがえます。
3. シーンごとのブランド想起
調査では、9つの購入または使用シーンを設定し、それぞれのシーンにおいて連想されるブランドを自由に記述してもらいました。結果、「雪印メグミルク」が全てのシーンで10%を超え、最も多くのシーンで思い出されました。特に「朝食」や「料理の食材」として高い支持が得られました。一方で、「QBB」「キリ」「明治」といった他ブランドも特定のシーンで存在感を示しており、ブランド戦略の重要性が浮き彫りになりました。
結論
本調査では、チーズが日常の食卓に欠かせない存在になりつつあること、さらには消費者の選好が「使いやすさ」に基づいていることが明らかになりました。また、シーンによって特定のブランドが連想されることから、ブランドはその点を意識したマーケティングが求められています。今回の調査結果をもとに、さらなるチーズ市場の解析が期待されます。調査の詳細やデータは、ニューストリームが公開したレポートで確認できます。
詳細な調査レポートは以下のリンクからダウンロードできます。
チーズ購買行動調査レポート