台北ゲームショウ2025の盛況と任天堂の存在感
2025年1月23日から26日まで開催された「台北ゲームショウ2025(TGS2025)」が、大盛況のうちに幕を閉じました。今回のイベントには、合計約37万人の来場者が記録され、前年を上回る規模となりました。この成功は、展示された350点以上のゲームタイトルや多彩なプロモーションによるものです。
忙しい会場の様子
TGS2025は、4日間にわたって開催され、毎日数多くのファンで賑わいました。特に、任天堂のブースは昨年比で1.5倍の広さを誇り、多くのファミリー層やゲームファンが訪れました。任天堂は、未発売のタイトルが30作以上展示され、試遊スペースも充実していました。また、キャラクターグリーティングや物販も行われ、多くの来場者を楽しませました。これに対抗するように、台湾の現地パブリッシャーも日本発のコンソールゲームを展開し、訪れる人々の注目を集めました。
日本発のゲームのプロモーション
日本のコンテンツは、特に台湾のスマホゲーム市場で高い人気を誇ります。会場では、『ウマ娘 プリティーダービー』『呪術廻戦 ファントムパレード』『Fate/Grand Order』などが展示され、試遊スペースやノベルティ配布、ステージイベントを通じたプロモーションが積極的に行われていました。これにより、来場者は日本の文化に触れる貴重な体験をしました。
コスプレイヤーの活躍
TGS2025では、多くのコスプレイヤーが参加しました。現地台湾の人気コスプレイヤーに加え、日本や東南アジアからも多くの参加があり、イベントを華やかに彩りました。今年の開催時期は旧正月前ということで、街全体が新年の雰囲気に包まれ、イベントも一層活気に満ちた印象を受けました。さらに、近隣の会場ではオフラインイベントが同時開催されるなど、多様なコンテンツが展開されました。
スマホゲームの現状
スマホゲーム市場では、日本のアニメや漫画を原作とする作品が非常に人気があります。特に、このイベントでの展示は日本発のIPに強く依存している様子が見受けられました。一方、スマホゲームのカテゴリーにおいては、日本の漫画・アニメ原作を除いてほとんどが海外作品が中心であることも報告されています。
未来への展望
TGS2025の成功を受け、2026年も同じ会場での開催が決定されました。今後も、日本のゲームコンテンツが台湾市場でどのように成長していくのか、その動向が注目されます。
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