リックソフトが発表したアイダ設計のDX事例
リックソフト株式会社は、株式会社アイダ設計が取り組んでいるデジタルトランスフォーメーション(DX)事例を2023年10月22日に公開しました。この事例では、アイダ設計がWorkatoを導入したことで、業務効率の向上やシステムの自社内での連携が実現されました。
アイダ設計について
アイダ設計は、土地の仕入れから設計、施工、さらにはアフターサービスに至るまで、一貫して自社で行う住宅メーカーです。創業から40年以上の歴史を持ち、数多くの実績を積み重ねてきました。その中で、業務の効率化や書類業務の電子化が急務となっており、ノーコード開発プラットフォーム「SmartDB®」やその他のSaaSツールを取り入れ、デジタル化を進めています。
しかし、アイダ設計では、40年間の業務の中で構築されたレガシーシステムも現役で運用されており、新しいSaaSツールとの連携が課題となっていました。具体的には、APIを保有するシステムであっても、オンプレミス環境にあるシステムとの接続や、仕様変更の際に外部ベンダーに開発を依頼する必要があったため、開発コストや時間が増大していました。それにより、現場のニーズに迅速に応えることが難しくなっていました。
Workatoの導入
これらの課題を解決するため、アイダ設計はiPaaSツールであるWorkatoを導入しました。Workatoは、クラウド上において、多種多様なアプリケーションと連携が可能なデータプラットフォームで、特に1000種類以上のアプリケーションとのデータ連携が可能です。リックソフトは、SmartDB®やkintoneといった国内のSaaS製品とWorkatoを結びつけるコネクタを開発して、企業の業務自動化を支援してきました。
Workatoの特長
Workatoは、企業が抱える業務プロセスやワークフローの自動化を実現するためのエンタープライズオーケストレーションプラットフォームです。クラウドとオンプレミスを問わず、多岐にわたるデータベースやアプリケーションをAPIを介して連携させることができます。これにより、様々な組織間での業務プロセスを横断的に自動化できるため、効率が劇的に向上します。さらに、2024年には自動化プロセスを創発するAI「Genie」も発表予定で、今後の更なる業務革新が期待されます。
Gartner社が発表するEnterprise iPaaS市場のMagic Quadrantにおいて、Workatoは登場以来、6年連続でリーダーとして選ばれています。企業にとって、業務を効率化し、迅速に変化に対応するための強力なツールとなっています。
リックソフトとその展望
リックソフトは、イノベーションを創出し、あらゆる可能性を最大化することを使命として、アジャイル開発やITSMソリューション、iPaaSを提供する企業です。2023年にはWorkatoのPlatinum Partnerとして認定され、10人以上のWorkato資格保有者が在籍し、幅広い業種においてサポートを行っています。
会社概要
- - 社名: リックソフト株式会社
- - 上場市場: 東証グロース
- - 証券番号: 4429
- - 本社所在地: 東京都千代田区大手町2-1-1 大手町野村ビル8階
- - 設立: 2005年1月4日
- - 代表取締役: 大貫浩
- - 取扱製品: Jira, Jira Service Management, Confluence, Workato, Slack
- - ホームページ: リックソフト
アイダ設計のDX事例は、業務効率化への道を拓く一例として、他の企業にも刺激となるでしょう。今後もリックソフトとアイダ設計の取り組みに注目が集まります。