ドライバーの日に見るパルシステムの地域貢献と働きやすい職場環境

ドライバーの日とパルシステムの取り組み

10月18日は「ドライバーの日」として、配送職員の日々の労働を称え、働きやすい環境を整える重要性が再認識される日です。この日に合わせて、ライフスタイルに合わせた働き方を提供する生活協同組合パルシステムは、地域貢献と職場環境の向上に向けた取り組みを進めています。

働きやすい職場づくりと地域貢献

パルシステムグループでは、地域を限定して働ける制度や、荷物の上げ下ろしの負担を軽減するための機器の導入に力を入れています。また、EV（電気自動車）トラックの導入により、環境にも配慮した配送ルートを確立しています。これにより、ドライバーが安心して働ける職場環境の整備を目指しています。

埼玉県蕨市に本部を置く生活協同組合パルシステム埼玉では、「配送職限定制度」を導入し、職員が通勤しやすい勤務地を選べるようにしています。この制度の導入により、2021年度以降50人以上の新たな雇用を生み出しました。千葉県船橋市のパルシステム千葉でも同様の制度を導入し、71人の職員を迎え入れています。

このような地域密着型の働き方を推進することで、職員のワークライフバランスを向上させ、離職率の低下に寄与しています。長期間同じ地域を担当することで地域事情に精通し、配送業務を通じて地域の「見守り役」としても機能しています。

重作業の軽減と時間短縮

近年、パルシステムグループではトラックへの商品積み込み作業の負担を軽減するために、電動ハンドリフト「パワーリフター」を導入しています。この機器は、商品を上下する作業をアシストし、1回の充電で約100回の昇降が可能です。新宿区のパルシステム東京と横浜市のパルシステム神奈川、千葉でも今後導入を進め、効率的な作業環境を整える予定です。

これにより、従来の手作業に比べて作業時間を大幅に短縮することができます。最近では、三鷹市にあるパルシステム東京三鷹センターで、このパワーリフターを利用して配送トラックの積み込み作業が行われており、一回の積み込みにかかる時間は約1分45秒に短縮されています。

EVトラックで脱炭素社会に貢献

パルシステムグループでは、環境負荷を減らすためEVトラックの導入を推進しています。2023年10月には、初めて18台のEVトラックが稼働します。これにより、脱炭素社会に向けた取り組みに貢献しつつ、ドライバーの安全性を向上させる技術も搭載されています。ドライバーの表情を解析し異常を検知するシステムは、より安全な運転環境を提供します。

特に、千葉県に位置する生活協同組合パルシステム千葉は、松戸センターでのEV車両導入を記念し、地域へのさらなる貢献を目指しています。再生可能なエネルギーを使用する術を確保し、配送業務を進化させています。

地域見守り活動

パルシステムグループは、地域の見守りにも力を入れています。配送エリア内の自治体や社会福祉協議会と協力し、異変を察知した際には迅速に対応できる体制を整えています。ドライバーが運搬先で目にした異常事態を報告する仕組みが整備されており、地域の安全にも寄与しています。

加えて、「見守り安心サービス」では、商品配達時に利用者の在宅状況を家族に通知する仕組みがあります。これにより、利用者とその家族が心配することなく安心して利用できるサービスを提供しています。