補聴器の社会的ステータスを変え、難聴の方々に新しい可能性を提供するプロジェクト「COCO H.A」が、2025年6月5日から7月31日にかけてクラウドファンディングを実施します。このユニークな補聴器カバーは、ファッション性を追求し、利用者が補聴器を身に着けることを楽しむようにデザインされています。
合同会社StudioKAIが開発した「COCO H.A」は、補聴器利用者が抱える課題に革新的にアプローチします。日本国内には約200万人の補聴器利用者がいる一方で、難聴人口はなんと1430万人に達しています。この数字からも明らかなように、補聴器の使用率は非常に低く、その主要な理由として「見られたくない」「壊れやすい」などの心理的障壁が挙げられます。そこで、COCO H.Aは、補聴器に対する負のイメージを払拭し、魅力的なアクセサリーとして生まれ変わらせることを目的としています。
このカバーは、ジュエリー感覚で補聴器を楽しむことができ、高品質なデザインが特徴です。国内トップレベルのネイリストによる監修のもと、専門技術を生かした製作が行われており、ファッションアイテムとしての魅力を引き出しています。また、オプションにより、紛失や破損を防ぐためのイヤリングやストラップの装着が可能です。これにより、補聴器利用者は安心して日常生活を楽しむことができます。
COCO H.Aが目指すのは、ただのファッションアイテムを提供することではありません。補聴器利用者のライフスタイルを向上させることで、全国の難聴者が抱える社会的な課題の解決にもつながります。特に、認知症予防に寄与する可能性がある視点からも注目されており、障害者の所得向上にも貢献できる一歩となります。
クラウドファンディングでは目標金額620,000円を設定しており、サポーターにはサンクスメールやお得なクーポン券、COCO H.A製作券などをリターンとして用意しています。プロジェクトページは
CAMPFIREで公開されており、多くの方にご支援を呼びかけています。
さらに、全国各地でCOCO H.Aを取り扱うネイルサロンがあり、地域経済とのコラボレーションも進められています。北海道の「CANAILL」、北陸の「NailAtelier U*」、関西の「Nail Salon Iris」、沖縄の「She's nail那覇店」など、すでに参加を表明している店舗も多く見受けられます。
この新しい試みに興味を持つ方は、ぜひ公式サイトやInstagramをフォローして、次世代の補聴器カバーを体験してみてください。
最後に、COCO H.Aの開発ベースとなるStudioKAIは、長崎県西海市に位置し、現代アーティストである濱村裕二が代表を務めています。彼のビジョンに賛同する多くの人々が集まり、ファッションと福祉の融合を目指しています。
補聴器の常識を覆す「COCO H.A」に、ぜひ注目を!