booost technologiesが日本自動車部品工業会に加盟
booost technologies株式会社が、2025年4月1日に一般社団法人日本自動車部品工業会(JAPIA)に正会員として加入することを発表しました。この加盟により、企業のサステナビリティ・トランスフォーメーション(SX)の加速支援をさらに強化していく方針です。
自動車業界の変革とその背景
現在、自動車業界はかつてないほどの変革期を迎えています。これまでの内燃機関からの移行、EV(電気自動車)の普及、自動運転技術の進化、そしてカーボンニュートラルの実現に向けた取り組みなど、さまざまな要素が複雑に絡み合っています。特に、自動車部品業界では、サプライチェーン全体としてのCO2排出量の見える化や削減が急務として求められています。
しかしながら、排出量データを算定し、必要な連携を進めるためには、専門的な知識と先進的なシステムが必要です。そのため、多くの企業が進め方に対する課題を抱えています。JAPIAは、これらの課題に対抗するため、「カーボンニュートラル部会」などを通じて業界全体での情報発信やツールの普及を進めています。
booost technologiesの役割
booost technologiesは、企業のSXを支援するサステナビリティERP「booost Sustainability Cloud」を通じて、環境関連情報の管理やモニタリングを実現しています。特に「booost PCF(Product Carbon Footprint)」機能は、製品ごとのCO2排出量を精緻に算定し、排出量の見える化を促進します。これにより、サプライチェーン全体のグリーン・トランスフォーメーション(GX)を推進することが期待されています。
また、データガバナンスや高度な分析を通じて、企業が直面するサステナビリティ経営の課題に総合的にアプローチし、業界のデジタル化と環境対応を後押しします。booostの技術や専門知識を活用し、持続可能な自動車産業の実現へと貢献していく考えです。
JAPIAとは
一般社団法人日本自動車部品工業会(通称:JAPIA)は、1969年に設立された業界団体で、自動車部品産業に関与する企業のサポートを行っています。会員企業の自動車部品出荷額は約20兆円、国内外の自動車づくりを支えています。JAPIAでは、環境問題や国際協調の促進といった多くの課題に対し、会員企業と連携しながら対応を進めています。
「日本をSX先進国へ」プロジェクト
booost technologiesは、「サステナビリティ2026問題」と呼ばれる多くの企業が直面している情報開示の義務化に向けた情報発信を強化するため、2024年11月に「日本をSX先進国へ」プロジェクトを立ち上げました。このプロジェクトは、日本企業がSXを進め、企業価値の向上を図ることを目指しています。プロジェクトの詳細は専用サイトで公開されており、賛同企業を募集中です。
まとめ
booost technologiesのJAPIA加盟により、自動車業界全体が直面するサステナビリティの課題解決に向け、さらなる取り組みが強化されることが期待されます。将来的には、業界全体の持続的な発展に寄与することが重要です。今後も連携を深めていく中で、より多くの企業がこの流れに参加し、持続可能な社会の実現へと貢献することを願っています。